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NBA、足癖騒がれるドレイモンド・グリーンを標的にしていないと強調

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ゴールデンステイト・ウォリアーズのドレイモンド・グリーンの代理人は12月4日(日本時間5日)、足癖が悪いと標的にされていると不満を表した。だが、バスケットボール部門エグゼクティブ・バイスプレジデントのキキ・バンダウェイは『Bay Arena News Group』を通じ、不当にグリーンばかりに注目していることはなく、彼を標的にはしていないと反論している。

キキ・バンダウェイは、ドレイモンド・グリーンだけにルールを適用しているのではないと強調した。今季はグリーンとアミア・ジョンソンがフレイグラントファウルを、ジェイレン・ブラウン、ラッセル・ウェストブルック、レブロン・ジェームズ、ドワイト・ハワードがテクニカルファウルを取られ、マーカス・スマートは後日判定でフレイグラントファウルに格上げされている。

バンダウェイは「我々のルールはあらゆる選手に適用されなければいけない」と強調した。

「最後のベンチメンバーだろうが、たくさんプレイするスター選手だろうが、我々のルールは全員にとって同じだ」。

昨季のウェスタン・カンファレンス決勝では、スティーブン・アダムズに対するグリーンの2度の“足技”が議論を呼んだ。NBA競技委員会は今年夏、これらのプレイに対する処分を増やすことを決定している。

その委員会のメンバーには、選手サイドと審判サイドの代表、NBAでプレイした経験を持つ現役のGM、ウォリアーズのオーナーであるジョー・レイコブが含まれる。バンダウェイもNBAで13年プレイしたキャリアを持つ人物だ。

バンダウェイは「委員会のうちの4名は、10年以上にわたってバスケットボール界でプレイしてきた」と指摘している。

「この委員会のメンバーは全員、とても長い期間にわたってこのリーグにいた人たちで、非常に真剣に取り組んでいる」。

それでも、元NBA選手で現在は代理人を務めるB.J.・アームストロングは『USA Today』で選手の擁護を続けた。

「誰もが自分の立場を守ろうとし、自分がやったことを正当化しようとする。その観点からは、(リーグの見解には)がっかりだ。私はこのリーグにいたが、バスケットボールを本当に良くしようとするルールを彼らがつくったことなど記憶にない」。

「私は、(ジェームズ・ハーデンに対するグリーンのプレイは)ファウルじゃないと思う。私は現役時代にレジー・ミラーをライン際に追い詰めようとしたことはなかった。レジーを知っていたからだ。それをしようとすれば、私が蹴られていただろう。私はそれを知っていたし、リーグの人たちも知っていた。そして選手たちは常に適応するものだ」。

「とても残念だ。我々の子供たち、我々の選手たちが、自分たちが抱える問題を我々のところに持ってきているのだからね。そして彼らがそれをやめ、我々が自分たちの子供たち、実際にプレイする選手たちの話を聞かなければ、我々は失敗する。我々はリーダーとして、コーチとして、エグゼクティブとして失敗したんだ。(リーグの見解を)読んだときにそう感じた」。

原文:Letting Draymond be Draymond? by NBA.com(抄訳)​


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NBA日本公式サイト『NBA Japan』編集スタッフ