NBA

L・ジェイムズ「自分たちのプレーを変える必要はない」

Sporting News Logo

クリーブランド・キャバリアーズのレブロン・ジェイムズが、6月13日(日本時間14日)の練習後に行なわれた会見に出席し、14日(同15日)のファイナル第5戦に関する質問に答えた。


――これまでにもファイナル期間中にラインアップを変えてきたチームとの対戦経験があると思う。2011年はダラス(マーベリックス)が(ホセ・ファン)バレアを、(サンアントニオ・スパーズが)昨年は(ボリス)ディアウを先発に起用して、今年はイギー(アンドレ・イグダーラ)がファイナル途中で先発に入った。これまで同じやり方を通してきたチームが、ここに来て変更を加えるというのはどういうことだと思う?

相手が対応してきたということ。機転を利かせて、とっさに変更したということだろうね。こちらは相手が固定のラインアップを組むと予想して準備しているから、彼らもメンバーをスイッチできる。だから、彼(イグダーラ)をカバーする選手にとっての準備の仕方も変わる。今回のケースの場合、それがティモ(モズゴフ)とトリスタン(トンプソン)になるわけで、ティモがイギーとマッチアップするのは、当然(アンドリュー)ボーガットを相手にすることとは異なる。第4戦の大半で、常にペリメーターにいる選手が、本来はペイントにいる選手と対峙した。ペリメーターにいる選手が攻撃を仕掛けてこない場合にね。だから、チームにとっても確実に変化ではある。ただ、仮に相手が(第4戦と)同じラインアップを組んできても、明日はしっかりとした準備を持って試合に臨める。

――第3戦までのあなたの成績を見ると、平均41得点を決めていて、いずれの試合も勝利を収められる流れになった。それが第4戦では20得点で、20点差(実際には21点差)で負けた。チームを勝利に導くため、もっと得点を取らないといけないと思っている?

僕はチームにとって生産的なポジションにいるし、これまでもそうだった。それに、僕からすれば、そういう認識は自分にとってもチームにとっても良くはたらかない。たしかに第3戦までは40得点取ったけれど、シュートを打ち過ぎた。前の試合では20得点だったけれど、そこまで多くはシュートを打たないで、それで負けた。だから、「どうすれば良いんだよ?」という感じだね。それについては僕が考えることではないんだ。気にもしていない。僕が気にするのは、チームのために何を生み出せるかだけ。もし僕が40得点、あるいは35本のシュートを打つ、もしくは22本のシュートを打つことでチームが勝てるなら、そうする。それがチームにどういう影響を与えるかを見てみるだけさ。

――相手はスモールラインアップで勝利を収めた。どうやって対応する?

相手は前の試合でスモールラインアップを組んで臨んだけれど、それは彼らがシーズンを通してやってきたことだ。コーチ・カーは、シーズン中にもドレイモンド・グリーンをセンターに起用して、スモールラインアップを組んでいたからね。ポジションを変えても効果的なプレーができるドレイモンドのような選手がいるからこその恩恵さ。僕らは自分たちのプレーをする。これまでも自分たちのプレーをして、ここまで勝ち上がってきたのだから、変える必要はない。試合の中で相手に対応していくけれど、先発を変えることはない。

著者