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L・ジェイムズ「僕は世界で最高の選手だから、自信がある」

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6月14日(日本時間15日)にオラクル・アリーナで行なわれたファイナル第5戦で、ゴールデンステイト・ウォリアーズに91-104で敗れたクリーブランド・キャバリアーズのレブロン・ジェイムズとトリスタン・トンプソンが、試合後の会見に出席し、記者からの質問に答えた。


――レブロン、今日の試合では40得点、14リバウンド、11アシストを記録した。全てを出し尽くしたと思うが、それでも勝てなかった。普段なら勝てる内容だと思うが、この敗戦をどう乗り越える?

ジェイムズ:ただの1試合ということを理解して受け止める。それに、火曜日(16日)には第7戦に持ち込むことのできる機会もあるわけだから。僕はチームの勝利に繋がるためなら何でもしたい。ただ、ここ2試合では、それをできていないということ。火曜の試合では、今日よりも良い形でプレーしたい。僕らは、今日よりも良いプレーをする力があるユニットだ。問題ない。

トンプソン:レブロンが言ったことに付け加えるけれど、試合映像を見て、どの部分でもっと良いプレーができるかを判断する。僕個人は、リバウンド、マークしている選手への守備かな。あとは、気持ちの部分で弱気にならないこと。ただ、レブロンも言ったように、ホームで勝って、第7戦に持ち込まないといけない。

――今の話にもあったように、火曜(日本時間水曜)の試合に負ければ敗退が決まる。もちろん、自分たちのホームで相手が優勝を喜ぶ姿は見たくはないはず。どうやってチームメイトの士気を上げる? 第6戦前にチームメイトにメッセージを送るとしたら、何と声をかける?

ジェイムズ:僕らのホームだろうと、彼らのホームだろうと、相手が優勝を喜ぶ姿は見たくない。ここまで勝ち進んできたわけだからね。僕らはホームで非常に良い成績を残している。ただ、第4戦で上手くいかなかった理由を理解しないといけない。体力でも、それ以外の面でも十分ではなかった。同じことを繰り返すわけにはいかない。もしそうなったら、相手がトロフィーを掲げることになる。

――レブロン、次の試合では、もう少し良いプレーができればと言っていた。今回のシリーズで見せているプレーを考えると、これ以上やれることはある? シリーズ中、ここまでやらなければいけないと思った?

ジェイムズ:どうだろう。わからない。それでも自分の限界は作らない。今日はオフェンシブリバウンドを2本相手に与えてしまった。1本は前半に(リアンドロ)バルボサに、そしてもう1本はハリソン・バーンズに与えてしまって、結果的に(アンドレ)イグダーラが左手でトリックショットを決めて、ファウルも取られてしまった。ターンオーバーもあったし、守備で判断を間違えた場面もいくつかあった。とにかく、もっと良いプレーをしないといけない。ただ、今も言ったように、自分の限界は作らない。大きな重荷を背負っているのはわかっているけれど、それはそれだ。

――今回のファイナルでは、ずいぶん快適にプレーしているように見える。試合中ビハインド・ザ・バック・レイアップを決めたシーンや、難しい3ポイントシュートを決めた場面もあった。昨季と比べて今回のファイナルでは、戦力的に劣っていること、そして負傷者が出ていることから、感じているプレッシャーは少ない?

ジェイムズ:いや、そんなことはないよ。僕は世界で最高の選手だから、自信があるんだ。シンプルな答えだよ。

――レブロン、ウォリアーズはフィールドゴール成功率48%を記録したわけだが、今日はスモールラインナップを組んだことで守備に影響が出たと思う?

ジェイムズ:いくつか理由はある。1つの要因はステフ。それはスモール云々には関係ないことだ。僕は、第4戦よりもチームはアクティブに動けたと思った。それに、ステフが決めたようなショットに関しては、脱帽するしかない。ビハインドクロスオーバーからや、ステップバック3P、それに接触があるにもかかわらず決めたショットとかだね。それは、スモールにすることとは何の関係もない。トランジションに対応しないといけないし、それにフリースローからのオフェンシブリバウンドを取らないといけない。そうすれば解決できることだ。それらとスモールにすることは関係ない。誰であれ、自分の仕事をハイレベルでこなして、ベストを尽くす必要がある。あとは、結果を受け入れるだけさ。

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