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L・ジェイムズ「ゴールデンステイトでの第5戦はキャリア最大の試練ではない」

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6月11日(日本時間12日)に行なわれたファイナル第4戦、ホームのクリーブランド・キャバリアーズは、ゴールデンステイト・ウォリアーズに82-103で敗れ、対戦成績を2勝2敗のイーブンに戻された。この日も奮闘したレブロン・ジェイムズが、試合後の会見に出席し、試合中に負った怪我、そして試合内容を振り返った。


――ウォリアーズは先発を変え、ペースを変えられたと感じている。今後の試合に向け、対応できると考えている? それとも、現状のまま試合を戦わないといけない制限があると思っている?

ラインナップを変えられるほどのオプションはないけれど、対応はできる。それは、シリーズを通してやることだからね。今日の映像を見直して、第5戦に向けて必要な対応をする。ラインナップに関しては、変えられるだけのオプションが今はない。

――カメラに頭を打ちつけたけれど、今の気分は?

あのときは、冷静になろうと思っていた。出血していなければ良いと思ったけれど、カメラに当たって傷を負ってしまったよ。チームのメディカルスタッフが素晴らしい仕事をしてくれたから、止血できたんだ。

――オプションが少ないと言ったが、J.R.・スミスのように不調な選手がいると、それがほかの選手にとってプレッシャーになったりする?

誰にでも調子が悪いときはある。チームとしても、良いプレーができない試合はある。だからと言って、誰かを見放すことはない。全員がいたからこそ、僕らはここまで来られた。J.R.はチームにとって大きな存在だ。彼がいなかったら、僕らはファイナルにまで勝ち上がれなかった。

――自信を取り戻させるためにも、J.R.を先発に戻すべきと思う?

それはコーチ・ブラットや、コーチングスタッフが決めること。彼は先発でも、ベンチからでも良いプレーをしてきた。いずれにしても、これからも彼にパスを出すよ。彼はチームにとっての起爆剤だ。先発でも、そうではなくてもね。

――シリーズは2勝2敗で並んで、今度はゴールデンステイトに場所を変える。今回のシリーズは、あなたのキャリア最大の試練だと思う?

僕のキャリアで最大の試練は、ボストン(セルティックス)に2勝3敗に追い込まれたときだ(2012年のイースタン・カンファレンス決勝)。おそらくそれが僕のキャリアで最大の試練だったと思う。ゴールデンステイトでの第5戦は、最大ではない。当時はボストンだったし、その会場(TDガーデン)で何度か負けていたし、自分がプレーしていたチーム(マイアミ・ヒート)は、ボストンでの(その年の)プレーオフの試合に1度も勝てていなかったから。今も試練ではあるけれどね。だから、とてもクールなキャリアを送れていると思うよ。

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