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L・ジェイムズ「コートに出て、ハードにプレーするだけ」

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6月7日(日本時間8日)に行なわれたファイナル第2戦、クリーブランド・キャバリアーズ対ゴールデンステイト・ウォリアーズは、トリプルダブル(39得点、16リバウンド、11アシスト)をマークしたレブロン・ジェイムズらの活躍により、キャブズがオーバータイムの末95-93で勝利した。ジェイムズは試合後の会見で、第2戦について振り返っている。


レブロン、第1戦ではベンチ選手の合計得点が9点だったが、今日は21点だった。この点については?

今日の試合ではベンチの活躍が大きかった。彼らの活躍が不可欠だった。攻守両面で素晴らしいプレーをしてくれたよ。

第1戦に敗れ、カイリー(アービング)が離脱した後でしたことはあった?

チームメイトたちに、今の自分たちが経験していることを理解してもらうために話をした。試合は小さなパートであって、僕らは歴史を作る機会を手にしているんだ。皆には精神的にも、肉体的にも準備を整えてもらって、このシリーズの意味を彼らに伝えた。皆の反応は素晴らしかったよ。

これまでにマシュー・デラベドバのような選手一緒にプレーしたことはあった?

ない。彼は非常に珍しいタイプだね。きっと、体格が小さ過ぎるとか、動きも速くないとか、シュートも打てないとか、NBAの試合に対応できないとか、いろいろと批判もあっただろうけれど、彼はすべてを覆してきた。僕らが彼を信頼することで、彼の自信が芽生えていると思う。

デリーが見せたステフ・カリーへの守備はどうだった? 彼のキャリアの中でもワーストランキングに入るほど低いシュート成功率に抑えられたが。

デリーがステフに身体を寄せ続け、彼の体力を削り続けた。素晴らしい守備だったよ。ステフがシュートを打てば、誰もが必ず入ると考えてしまう。実際、第4クォーターには、僕とのマッチアップから3ポインターを決められたからね。でも、デリーが守備についたときは決められなかった。デリーの守備のおかげだよ。

以前バイロン・スコット(ロサンゼルス・レイカーズHC)が、「手負いの犬ほど恐ろしい」と言っていた。今のチーム状況を考えて、彼のセオリーが自分たちにあてはまると思う?

僕らにできることは、コートに出て、ハードにプレーするだけ。チームのオールスター選手2人が離脱してしまったからね。オールスター2人が抜けて、僕らのように対戦相手に対抗できるチームがあるかどうか、相手にとって脅威になれるチームがあるかどうか、それはわからない。僕らがコート上で何をすべきかについて言う意見もあるけれど、それに影響されてはいけない。大事なことは、チームのゲームプランを、どうやって実行するか。それが何よりも重要なんだ。

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