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第2戦に向け気持ちを切り替えるレブロン・ジェームズ「オフェンスのペースを上げるためボールをコントロールしないといけない」

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クリーブランド・キャバリアーズのレブロン・ジェームズが、ゴールデンステイト・ウォリアーズとのNBAファイナル2017 第2戦を前日に控え、メディアからの質問に答えた。

――先日、試合に向けた準備について話していた。NBAファイナルへの準備は、レギュラーシーズンとは異なる?

変わらない。毎試合と同じように準備しているよ。この舞台で戦えることを当たり前とは考えていない。だから、何も変わらず、同じように準備している。

――速いペースでプレイすることは、第2戦でどう生きる?

ターンオーバーが多くては、速いペースではプレイできない。それこそ、自分たちが第1戦で犯したミス。第2戦には、そこの部分を非常に意識して臨まないといけない。特に、相手のホームではね。

僕たちは速いペースでプレイするチーム。それはわかっている。オフェンスを機能させるためにも、ペースは必要だ。それと同様に、ボールをコントロールしないといけない。

――タロン・ルー・ヘッドコーチは、ウォリアーズについて「今まで見た中で最高のチーム」と言っていた。そのことに同意する?

これまでにいくつも素晴らしいチームを見てきた。たしかに、彼らは、その位置にいるチームだ。全員が一丸となって良いプレイをしている。チーム内には、一人だけでフランチャイズを引っ張れる選手が何人かいる。彼らは対戦相手をオフェンスでも、ディフェンスでも苦しめることができる。戦う側としては、落ち着きを保って、ゲームプランに沿って、それを可能な限り実行しないといけない。

――どうやってカイル・コーバーをプレイに参加させる?

流れの中で、ということになる。少なく見積もっても、彼ならショットを何本かは決められる。第1戦でも良い形でショットを打てた場面があった。前半に2本はワイドオープンな状態で打った。それが決まらなかっただけのこと。ハーフタイム直前、トップ・オブ・ザ・キーから打ったショットはその内の1本。ただ、決まらなかっただけ。

僕たちは彼をプレイに参加させたい。彼がプレイを決めることで、コートを広く使えるようになる。彼の状態が良いときほど、僕たち全員も良いプレイができる。

――ペースを上げることについて聞きたい。その役割は、あなたとカイリー(アービング)が担うのだろうか?

たいていはね。ボールハンドラーの役目なので、自分かカイリー、もしくはDウィル(デロン・ウィリアムズ)、シャンプ(イマン・シャンパート)ということになる。それに、ワイドに走ってくれる選手も重要だね。走ってスペースを作って、相手の長所でもある優れた守備を形作られる前に、オフェンスのチャンスを生み出したい。

――ウォリアーズは、第1戦でトップ選手2人(クレイ・トンプソン、ドレイモンド・グリーン)がオフェンスで目立った活躍をしていなかったが素晴らしい結果を残した。そのことを考えている?

いや、それはない。大事なのは得点だけではないよ。たとえばドレイモンドについてだけれど、彼の中で得点は最後にくるもの。彼は、対戦相手のベスト選手のマークについて、リバウンドを奪うことに意識を置いている。バスケットボールIQを生かそうとする。クレイは第1戦でも良い形でショットを何本か打っていた。それが決まらなかっただけのこと。

だから自分たちは、誰が良いプレイをしなかったとか、そういうことを考えていない。彼らは非常に良いプレイをした。それが何よりも大事なんだ。

[特集]NBAファイナル2017


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NBA日本公式サイト『NBA Japan』編集スタッフ