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L・ジェイムズ「今この瞬間にいられることに興奮している」

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6月5日(日本時間)、クリーブランド・キャバリアーズのレブロン・ジェイムズが練習後の会見に出席し、ゴールデンステイト・ウォリアーズとの2015 NBAファイナル第1戦を振り返った。


――第1戦ではペイント内で16本、ペイント外から22本シュートを打って、ペイント内で11本、ペイント外で7本決めた。今後の対戦でも、より多くのシュートをレーンで打つ必要がある?

相手の守備の状態などを見極めて対応する。僕はインサイドでもアウトサイドでもプレーできるし、相手のディフェンスのバランスを崩したいから。

――レブロン、怪我も試合には付き物ということは理解している。これまでにファイナルを経験しているが、キャブズで初めてファイナルに出場したときも、主力が万全ではない状態だった。この時期に、また負傷者が出る事態に直面して落胆しないのか?

シーズン終盤には、健康で、良いリズムで、運があることが望ましい。僕らは良いリズムでプレーしているし、運もある。ただ、健康ではない。それでも気落ちしていないよ。自分が置かれている状況は理解しているし、試合について極端に心配しているわけでもない。苦労しているけれど、幸せでもある。この瞬間にいられて興奮もしている。繰り返しになるけれど、チームの皆に強く言いたい。誰がいる、いないにかかわらず、今この瞬間にいられることに興奮している。

――プレーオフの第1戦を落としたことはこれまでにもあったと思うが、ファイナルの第1戦に負けたときの心境、そして第2戦に向け、何を克服しなければならないかを聞かせて欲しい。

負けるのは良い気分ではない。昨夜はあまり寝られなかった。夜の間、いろいろなことが頭を過る。あのときこうすれば良かったんじゃないか、あのときこうすればチームの勝利に貢献できていたかもしれないとか。24時間、48時間云々ではなく、時間にかかわらず厳しいものだよ。僕はすでに始めたけれど、試合映像を分析し直して、第2戦に向けてメンタルの準備を整えるだけさ。

――ウォリアーズの守備について、どう思った?

昨日の試合では、いろいろなことをしてきた。ポストで粘らなかったり、1対1でプレーさせてもらえたり、(アンドリュー)ボーガットを攻撃に使って、2人を僕につけてきたり、ピック&ロールでスイッチしたり、いろいろと仕掛けてきた。彼らはマッチアップする選手を変えて、僕のバランスを崩そうとしていた。僕が第1戦よりも良いプレーをしなければいけないし、チームメイトを攻撃に参加させないといけない。自分が大量得点を取ることや、自然に起こることは構わないけれど、チームメイトがリズムに乗る姿や、調子が上がる姿をみるほうが好きだから。第1戦ではジェイムズ・ジョーンズに十分なスペースを与えられなかったし、J.R.(スミス)もシュートを決める力があるのに昨日は決められなかった。彼らシューターにも攻撃に参加してもらわないといけない。

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