NBA

L・ジェイムズ「勝機はあった」

Sporting News Logo

6月4日(日本時間5日)に行なわれたNBAファイナル第1戦は、オーバータイムの末、ゴールデンステイト・ウォリアーズが108-100でクリーブランド・キャバリアーズから勝利を収めた。試合後、キャブズのレブロン・ジェイムズが会見に出席し、メディアからの質問に答えている。

***

――オーバータイムで2得点に終わった理由は?

結果的にそうだっただけ。僕を含め、良い形でシュートを打てなかった。J.R.(スミス)が良いタイミングで3ポイントシュートを打った場面もあったけれど、入らなかった。相手はフリースローを獲得していたのに、僕らは取れなかった。最後にレイアップを決めたけれど、事実上0点に終わったようなピリオドだったよ。

――終盤までカイリー(アービング)は素晴らしいプレーを続けていた。彼が(怪我で)コートを去ったときの心境は?

この8日間、ファイナルで良いプレーをするために彼がどれだけハードに取り組んできたかを見ていたので、辛かった。松葉杖を使ってロッカーから出ていく彼を見たところだけれど、チームにとっても痛い。

――今日の試合でもベンチ陣の出場時間は多かった。もしカイリーが出場できなくなっても、対応できる?

ほかの選手がやらないといけない。カイリーが出場できないのなら、デリー(マシュー・デラベドバ)の出場時間が増える。今日の試合でも、セカンドユニットの得点で9-35(実際は34)と相手を下回ったけれど、勝つチャンスはあった。守備でミスはあったし、攻撃のときにターンオーバーも記録してしまった。それでも勝機はあったんだ。相手のほうが、僕らよりも多くプレーを決めただけのことさ。

――デイビッド・ブラットHCは、44得点を決めたあなたを称賛した。チームメイトのプレーについては、今日よりも良いプレーをしないといけないと話していたが、あなた自身はどう思った?

僕ら全員が今日よりも良いプレーをしないといけない。僕自身は、良いプレーをしたと思っていない。攻撃の精度を高めるため、もっとやらなければいけないことがあったくらいだ。守備でも、難しい状況を乗り越えるため、もう少しコミュニケーションを取らないといけなかった。僕や、チームメイトに限ったことではなく、チーム全員に関わること。今日の試合映像を見直して、第2戦に備えないといけない。

――第4クォーターは、“ビーストモード”だったと言っていい活躍だった。それが影響して、チームメイトは、あなたが決勝点を決めてくれると思ったと思う?

チームメイトは、僕がプレーを決めると期待してくれている。でも、今日の自分は何もしていない。ポストシーズンを通して僕がやっていることと何も変わっていない。それがチームのゲームプランなんだ。皆がステップアップして、シュートを決める、プレーを決める。“ビーストモード”云々は関係ない。僕らのゲームプランは機能したけれど、勝てなかったというだけだ。

著者