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レブロン・ジェームズ、アンダードッグ評に「馬鹿げている」

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昨年に続き、ゴールデンステイト・ウォリアーズNBAファイナルで対戦することになったクリーブランド・キャバリアーズは、レブロン・ジェームズを含め、豊富なタレントを揃えたチームだ。それ故、彼らを“アンダードッグ”(格下)と形容するのは適切ではないかもしれない。しかし、2チーム間で争われるシリーズでは、必ずどちらか一方にこのレッテルが貼られてしまう。

ラスベガスのオッズメーカーは、NBA年間最多勝利記録(73勝9敗)を更新したウォリアーズが有利と判断し、2対1でウォリアーズ有利という賭け率を決めた。

とはいえ、キャブズを支えるレブロン・ジェームズにとっては、アンダードッグと形容されることは初めてではない。自身初めてファイナルに進出した2007年(対サンアントニオ・スパーズ)、マイアミ・ヒート時代の2013、14年(共に対スパーズ)、キャブズ復帰1年目の昨季(対ウォリアーズ)を含め、キャリア5度目となる戦前のアンダードッグ評に関して、ジェームズ本人は無関心のようだ。

5月31日(日本時間6月1日)の練習後、ジェームズは、「(アンダードッグという評価については)自分が考えることではない。アンダードッグだろうと、オーバードッグ(格上)だろうと、気にしない。馬鹿げているよ」と、語った。

キープレイヤーのケビン・ラブとカイリー・アービングが負傷離脱した1年前のファイナルでも、キャブズは今年と同様にアンダードッグと評価された。昨年メディアから、「あなた自身はアンダードッグか?」と聞かれたジェームズは、こう答えている。

「何だって? 俺が? 自分がアンダードッグなわけがない」。

NBA史上ベストプレイヤーの1人に数えられるジェームズがアンダードッグと評価されることは、これまでも、今後もないだろう。そう評価されること自体、無礼千万だ。

“アンダードッグ”というレッテルは、シリーズを盛り上げるため、あるいは賭けの対象となる2チームを対比するためのものでしかないのだから。

原文:LeBron James says 'stupidity' is driving underdog talk by Jordan Heck/Sporting News


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NBA日本公式サイト『NBA Japan』編集スタッフ