アダム・シルバーNBAコミッショナーは、2月17日(日本時間18日)に行なわれたNBAオールスター・サタデーナイトでの会見で、将来的な案としてプレイオフ進出チームを決めるフォーマットを変更する可能性を示唆した。
その新たな案とは、従来のウェスタン/イースタン・カンファレンス1~8位の合計16チームがプレイオフに進出するのではなく、カンファレンスを考慮せず勝率が高い順に16チームがプレイオフに進出するというもの、だ。賛否両論ある中、クリーブランド・キャバリアーズのレブロン・ジェームズは、この案に難色を示している。
『The Associated Press』のトム・ウィザーズ記者が、2月21日(同22日)にジェームズのコメントを伝えた。
ジェームズは、コミッショナーが提示した新たなフォーマットのコンセプトに同意できないと語っている。反対する主な理由は、NBAの歴史が作り上げてきた形が変わってしまうからだという。
直近7シーズン続けてNBAファイナルに進出し、3回の優勝を達成したジェームズは、片方のカンファレンスが優位を占めている状況を認めつつ、長い目で見ればバランスが取れていると主張している。
ジェームズは「オールスターゲームでいろいろとやってみるのは良いことだと思う。それが可能ということは、僕たちが証明した。でも、プレイオフに関しては、あまりクレイジーなことはしないほうが良いんじゃないかな」と語った。