1月16日(日本時間17日)にオラクル・アリーナでゴールデンステイト・ウォリアーズと対戦するクリーブランド・キャバリアーズだが、レブロン・ジェームズに両チームの間にライバル関係があるかと尋ねても、「そんな関係は存在しない」という答えが返ってくるだけだ。
両チームはここ2シーズン、NBA優勝を分け合っているものの、キャブズとウォリアーズの関係性について聞かれたジェームズは、「単に同じ時代にいる偉大なチームという認識しか持っていない」と答えた。
ジェームズは15日(同16日)の練習後、『ESPN』に、「自分たちの間にライバル関係があるとは考えていないよ」と語っている。
「ここ2年続けてNBAファイナルで素晴らしい戦いを繰り広げたけれど、マイアミ(ヒート)時代にもサンアントニオ(スパーズ)と同じように2年連続してファイナルで対戦した。たぶんスパーズとのほうが対戦した回数も多いけれど、僕たちの間にライバル関係はなかった。だから、ウォリアーズをライバルとして見てはいないよ」。
ジェームズは、ここ2シーズンで激闘を重ねているウォリアーズを称賛している。今季2度目の対戦前日にも、最大級の賛辞を送った。
「彼らは偉大なチーム。とてつもないチームだね。おそらくNBA史上最高のチームの一つ。シーズンが進む中で、これからもっともっと強くなるよ」。
「ライバル関係はない」と語るジェームズに同意していないのは、アトランタ・ホークスからトレードで加入したカイル・コーバーだ。加入して間もないが、コーバーはウォリアーズ戦を通常の試合とは異なると見ている。
コーバーは、「ライバル対決のように感じるよ」と話した。
「現代のNBAにどれだけライバル対決があるかわからないけれど、(キャブズ対ウォリアーズは)その中でもトップクラスだと思っている。その一部に加われるのは楽しい。どちらも熱いチームだし、競争心に満ちている。どちらにも優れた選手が揃っていて、ここ数シーズンの間に何度も対戦しているからね」。
「自分にとっては初めての経験だから、これまでの対戦の歴史に何かを足せるように努力するさ」。
最近の試合では主力が離脱を繰り返して苦戦が目立つキャブズに対し、ウォリアーズは調子を上げてきている。キャブズは月曜の試合を健康な状態で迎えられるだろうが、勝者としてオラクル・アリーナ去るのは、決して生易しいことではない。
原文:LeBron James doesn't view Warriors as Cavs' rival by Alec Brzezinski/Sporting News