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52年ぶりにタイトルをもたらしたキャブズ、クリーブランドに凱旋

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6月20日(日本時間21日)、レブロン・ジェームズを筆頭に、クリーブランド・キャバリアーズのメンバーが地元クリーブランドに凱旋した。AP通信が報じている。

キャブズは19日(同20日)のファイナル第7戦でゴールデンステイト・ウォリアーズに勝利し、1勝3敗からの大逆転でクリーブランドの街に1964年以来となるタイトルをもたらした。

選手たちを乗せた飛行機は、ラスベガスを経由してクリーブランドに到着。空港には1万人以上のファンが集まり、チームを歓迎した。ほとんど寝ずに夜を過ごしてから駆け付けたファンたちは、音楽やダンスを楽しみ、ファイナルのリプレイやハイライトを見て盛り上がった。

飛行機が到着し、フラップからタロン・ルーHCや複数の選手たちが、集まったファンたちの様子を動画に収め、カイリー・アービングやJ.R.・スミスに続いて現れたジェームズがトロフィーを掲げると、ファンは喜びを爆発させた。

52年ぶりに故郷クリーブランドの街にタイトルをもたらすと約束していたジェームズは、マイクで「これは君たちのためだ、クリーブランド!!」と叫んだ。フェンスの後ろで大勢のファンが見守る中、ジェームズはトロフィーを手に“パレード”を行なった。

オハイオ州オバーリンに住むダイアナ・ビートラーさんは、「夜もずっと寝ないで『本当に私たちが勝ったの?』と言い続けていたの」と喜びをあらわにしている。

「信じられなかったわ。生まれたときから優勝を経験したことがなかった。私たちは長年、これを待ち続けていたのよ」。

自宅で家族と試合を観戦したというダイアナさんの18歳の娘は、「泣いたわ」と明かした。

「みんな泣いていたわ」。

かつてキャブズでプレイし、「ミスター・キャバリアー」の愛称で知られるオースティン・カーも、「ついに優勝し、トップに立った。世界最高の気分だ」と喜びを爆発させている。

「たくさん泣いたよ。涙が止まらないんだ。夢見心地だった」。

現在、テレビで解説者を務めるカーは、こうむせび泣いた。

「これがすべてだ」。

クリーブランドでのパーティーは1週間、あるいはそれ以上続くだろう。優勝パレードは現地22日(水)に予定されている。


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NBA日本公式サイト『NBA Japan』編集スタッフ