NBAプレイオフ2017 イースタン・カンファレンス・ファーストラウンドで、インディアナ・ペイサーズをスウィープしたクリーブランド・キャバリアーズ。『Cleveland.com』のジョー・バードン記者は、レブロン・ジェームズが史上最高のファーストラウンドプレイヤーではないかと報じている。
ジェームズはNBAの歴史において最も偉大なファーストラウンドプレイヤーかもしれない。
もちろん、彼が目指すのはさらなる高みだ。だが、NBAのプレイオフ・ファーストラウンドの歴史における彼の立ち位置はすさまじい。
ジェームズのチームは、ファーストラウンドで21連勝中だ。これはポストシーズンが16チーム制になった1984年以来の記録である。
この12シーズン、ジェームズは一度もファーストラウンドを落としていない。通算で48勝7敗という成績。個人では平均29得点、8.8リバウンド、6.9アシストという数字だ。過去5年は一度もファーストラウンドの試合で負けていない。
簡単なことなのだろうか。4月23日(日本時間24日)の試合後、ジェームズは「競争は非常に激しいよ」と強調した。
「毎年自分に挑戦しようという意識を持ち、正しいことをやろうと努め、成功目指して自分の身体やチーム状態を整えるのは、とても大変なことだ。僕は常に試合に勝とうとし、自分や仲間が成功するために必要なことをすべてやる。その結果だ」。
「僕は本当に恵まれているし、この立場にいることを名誉に思う。NBAには長年、偉大な選手たちや偉大なチームがポストシーズンを戦ってきた。そのNBAでこの記録をつくれたのだからね」。
マイケル・ジョーダンはシカゴ・ブルズ入団から最初の3年間、プレイオフ・ファーストラウンドで敗退している。ファーストラウンドの成績は通算46戦で平均37得点、6.2リバウンド、5.8アシスト。ブルズは31勝15敗という成績だった。ファーストラウンドにおけるジョーダンの連勝記録は11試合だ。
ペイサーズとのシリーズで、ジェームズは平均32.8得点、9.8リバウンド、9.0アシストを記録した。33得点、10リバウンド、4アシストをマークした第4戦では、残り1分8秒にペイサーズの連続得点を9で止め、キャバリアーズを逆転勝利に導いた3ポイントショットも決めている。
原文:LeBron best first-round player ever? by NBA.com(抄訳)