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リポート:レイカーズはドラフトで誰を2位指名するのか?

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2017年のドラフトでロサンゼルス・レイカーズがUCLAのロンゾ・ボールを全体2位指名するのは、まだ既定路線ではないようだ。『ロサンゼルス・タイムズ』のブロデリック・ターナー記者によると、レイカーズはカンザス大学のジョシュ・ジャクソンととケンタッキー大学のディアロン・フォックスと火曜日(日本時間水曜日)にワークアウトを行ない、まだ比較検討している段階だという。それによってボールとの2度目のワークアウトが必要にもなってくるかもしれない。

カンザス大学のフォワード、ジョシュ・ジャクソンとの2度目のワークアウトが終わっても、レイカーズがどうするかまだ確実な答えは出せない。なぜならレイカーズはUCLAのポイントガード、ロンゾ・ボールをもう一度ワークアウトする予定だからだ。

ジャクソンが午後にワークアウトする数時間前、ケンタッキー大学のポイントガード、ディアロン・フォックスもレイカーズとワークアウトしていた。

まだ決定事項ではないので匿名を希望した複数のNBA関係者が、レイカーズは全体2位指名権をボールとジャクソンのどちらに使うべきか意見が別れているようだ、と話した。

レイカーズは両選手のタレントに惚れ込んでおり、どちらを指名するかという贅沢な悩みを抱えている。

レイカーズは入念な検討を行なっており、ジャクソンをチームの練習施設でワークアウトしたという事実がどれだけ真剣に考えているかを物語っている。レイカーズは先週の木曜にサクラメントでジャクソンとのワークアウトを一度行なっている。

先週水曜にレイカーズとワークアウトしたボールは198cmのポイントガードで、そのコートビジョンとオープンなチームメイトを見つけ出す能力からマジック・ジョンソンによく比較される。

一方、ジャクソンは203cmの身体能力に長けた多才なウィングプレイヤーだ。ジャクソンは、レイカーズが単独でのワークアウトを申し込んできたことは嬉しいものの、それが彼をドラフトしようとしていることを決定づけるものはない、と話している。

レイカーズは今週のどこかでボールと2度目のワークアウトを調整しているところだった。

複数の関係者によると、レイカーズとの最初のワークアウトでのボールは「体ができておらず」「クールにふるまいすぎ」という声も上がっていた。だが、違う関係者はそれでも彼は強い印象を与え、「UCLAでの実績」が彼のスキルの証明であると話した。

レイカーズにはルーキーシーズンを終えたばかりの206cmのスモールフォワード、ブランドン・イングラムがすでにいるが、もしチームメイトになってもそれは問題にならないとジャクソンは考えている。

「ブランドンと一緒にプレイしても何も問題はないと思うよ。むしろとても特別なものになると思う」とジャクソンは話す。

フォックスも火曜日(日本時間水曜日)のワークアウトでレイカーズに自身のスキルを見せるチャンスを得た。(マーケル)フルツとボールという競争相手がいることも理解しており、それがモチベーションに繋がっているかとワークアウト後に聞かれると、こう答えている。

「そりゃそうだよ。それは誰についても言えることだ。ただ今は自分ことしか考えていない。他の選手がどうかは考えていないよ」。

原文:Lakers have workouts for Jackson, Fox; Ball may get another look by NBA.com(抄訳)

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NBA日本公式サイト『NBA Japan』編集スタッフ