コービー・ブライアントが現役を引退した今、ロサンゼルス・レイカーズは、再び優勝を目指すチーム作りに着手する時期を迎えた。
現在のロスターに欠けているのは、生粋のセンターだ。近年ロイ・ヒバートの衰えは明白で、ジュリアス・ランドルは、バスケットにドライブを仕掛ける能力に優れつつ、アウトサイドからのシュートも武器にするタイプの選手に成長し始めた。
弱点を補強するため、レイカーズは、今夏マイアミ・ヒートからフリーエージェントになるハッサン・ホワイトサイド(センター)の獲得に積極的に乗り出す可能性が高い、と、ESPNが伝えた。
レイカーズのほかにも、ポートランド・トレイルブレイザーズ、ダラス・マーベリックスがホワイトサイドの獲得に関心を持っていると噂され、FA選手との交渉が解禁される7月1日(日本時間2日)以降、マブスはホワイトサイドと交渉する予定と見られている。
昨季ヒートで平均14.8得点、11.8リバウンド、リーグ最多の3.7ブロックを記録したホワイトサイドが希望する条件は、マックス契約と考えていいだろう。
しかし、ヒートも黙って白旗をあげないことを明言している。
ヒート球団社長のパット・ライリーは、昨シーズン終了後、「FA選手の中で我々の最優先事項は、ハッサン・ホワイトサイドとの再契約だ」と、語った。
「彼はまだ26歳で、試合の流れを変えられるゲームチェンジャーだ」。
もしレイカーズがホワイトサイドの獲得に成功すれば、リーグワーストレベルと評価されたロスターから、一気にプレイオフ進出を狙えるチームに変貌する可能性はある。
原文:NBA free agency rumors: Lakers target Hassan Whiteside by Alec Brzezinski/Sporting News