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カイリー・アービング「生死をかけた戦いだった」

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6月9日(日本時間10日)にクイックン・ローズ・アリーナで行なわれたNBAファイナル2017 第4戦は、クリーブランド・キャバリアーズが137-116でゴールデンステイト・ウォリアーズを下し、今シリーズ初勝利を記録した。 試合後、キャブズのカイリー・アービングが試合内容を振り返った。

NBA Finals 2017 Game4 Kyrie Irving

――ここ4試合で最高のパフォーマンスだったと思う。より強いプレッシャーを感じて、刺激になったからだろうか?

試合の規模の大きさかな。特に前の試合では強い衝撃を受けた。第3戦では本当に良いプレイをしたかったし、生きるか死ぬかの試合だった。ウォリアーズがここ(クリーブランドでの第4戦)で優勝したいというようなことを言っていたというのを耳にした。それでこの試合も、生死をかけた戦いになったんだ。全てを出し尽くすつもりで臨んだよ。

ほかに選択肢はない、と僕が言っていたと伝えられていたみたいだけれど、それは間違いなく本当だ。その気持ちは今も変わらない。第5戦も相当な試合に、信じられないくらいの雰囲気になるだろうね。相手は先制攻撃を仕掛ける気持ちで試合に臨むだろうから、僕らも先に仕掛ける気持ちでプレイしないといけない。

こういう試練を楽しみにしている。素晴らしいチームを相手に1勝できたことで、少しだけ肩の荷が下りた。でも、勝てたことを当然だなんて考えていない。今日の試合映像を見直して、改善させられるところがないか確認するよ。

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――第1クォーターだけで49得点(単一クォーターの得点としてはNBAファイナル史上最多)も記録したが、第3戦までと比べて一番の違いは?

自分たちのできる範囲で試合のペースを落としたんだけど、それでもかなりのハイテンポになったね。序盤にフリースローラインに立てたのは、ボーナスをもらったようなもの。それに自分たちのペースでプレイできたから、相手にとってはついてくるのが大変だったんだろう。今回のシリーズを通じて初めてのことだけれど、チームはアタックし続けた。それと同時に、僕らは彼らが決して諦めないことを理解していたんだ。

KD(ケビン・デュラント)は、ほかの選手と同様に今夜も素晴らしかったね。ただ、今日は相手のプレイを抑えて、快適にプレイさせたくなかった。タフなショットを打たせたかった。相手がトランジションを仕掛けてきたときでもプッシュしたかった。

今日の試合で良い結果を残せたもう一つの要因は、ターンオーバーの数を抑えられたこと。ターンオーバーをせず、相手に速攻を許さなければ、相手の全員を守れる状況を生み出せるからね。

僕らは正しい方向に進めているし、第3戦で正しかった部分をしっかりと第4戦に持ち越すことができたよ。


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NBA日本公式サイト『NBA Japan』編集スタッフ