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クリスタプス・ポルジンギス、MSGに凱旋するカーメロ・アンソニーについて「ファンから愛情を持って歓迎されるべき」

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12月16日(日本時間17日)、ニューヨーク・ニックスは、マディソン・スクエア・ガーデン(MSG)でオクラホマシティ・サンダーと対戦する。カーメロ・アンソニーにとっては、サンダー移籍後初のMSG凱旋となる一戦だ。その試合を前に、現在ニックスのエースとして活躍しているクリスタプス・ポルジンギスは、ニューヨークとファンが、アンソニーを温かく歓迎すべきと考えている。

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アンソニーは、優勝を目指すため今年の9月にサンダーへのトレードを受け入れた。15日(同16日)に敵地でフィラデルフィア・76ersと対戦するサンダーは、今季13勝14敗で、76ers戦前の段階では、100ポゼッションでの平均得点はNBA24位(102.3)、アシスト率は同25位(55.3)、ペースは同20位(98.62)。一方のニックスは15勝13敗で、100ポゼッションでの平均得点は同12位(105.2)、アシスト率は同16位(57.4)、ペースは同18位(98.73)の数字を残している。また、両チームともに、順位はウェスタン/イースタン・カンファレンス8位だ。

ポルジンギスだけではなく、コートニー・リーも、昨季コート外での喧噪に対応したアンソニーが称えられるべきと主張していると、『ESPN.com』のイアン・ベイグリー記者が伝えた。

クリスタプス・ポルジンギスは「彼はニューヨークでプレイしていたとき、可能な限りプロとして対応していた。ファンから愛情を持って歓迎されない理由が見当たらない」と言う。

「プロとして全てに対応した彼を尊重すべきだ。昨季の間、メディアとの対応を含めてね」と語ったのは、コートニー・リーだ。それでもリーは、土曜の試合でファンがアンソニーに対して見せる反応が分かれると考えている。

「歓声の方が多いとは思うよ。コートで全力を尽くして、チームの勝利のためにプレイしてきた選手を非難すべきではない。ファンが求めた形かどうかは別として、彼は毎試合で全力を尽くしたのだからね」。

今季はポルジンギスが将来的なシーズンMVP受賞を予感させるプレイを続けているものの、同選手は今季の成功がアンソニーの退団によって生まれたもの、という意見を完全に否定している。

ポルジンギスは「そんなことは決してない。彼は長い間チームのためにプレイした。凄く大変だったと思う」と語った。

「彼は勝つために正しいプレイをしようとした。でも、チームが機能しなかった。彼をサポートできるだけのチームに恵まれなかったんだ」。

「彼が勝ちたいのは知っているよ。もし優勝を目指していなかったら、チームに残ったかもしれないし、サンダー以外のチームに移籍していたかもしれない。優勝の可能性を感じたからサンダーに移籍したんだ」。

リーは、昨季まで導入されたトライアングルオフェンスを取り止めたことで、ニックスの状態が改善されたと主張している。

リーは「もしメロ(アンソニーの愛称)がチームでプレイしていたら、彼と一緒に対応したよ」と言う。

「決して、『彼が退団したから戦術を変えた』なんて言わない。もともと昨季とは異なる戦術を用いる予定だったんだ」。

原文:Kristaps Porzingis says Carmelo Anthony deserves warm welcome at MSG by NBA.com(抄訳)


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NBA日本公式サイト『NBA Japan』編集スタッフ