ハワイ大学の練習施設でトレーニングキャンプを行なうロサンゼルス・レイカーズが、9月29日(日本時間30日)に初日の練習を行なった。
注目はなんといっても、右肩回旋筋腱板断裂からの復帰を目指すコービー・ブライアントだ。
ブライアントは、チーム練習が始まる時間より1時間早い朝6時にコートに姿を現し、シュート練習などで身体を温めた。ここ3年はアキレス腱(2013年)、ひざ(2014年)、そして肩の負傷により大半を欠場したが、本人は今回の負傷は下半身のけがよりも楽だと語った。
「正直に言って、(これまでのけがと比べると)だいぶ楽だよ。肩の腱を完全に断裂してもシュートを打てたし、プレーできた。それが治ったわけだから問題ないよ。下半身のけがなら話が全て変わってくる。全てのプレーの中心は両足だからね。下半身のけがより楽というのは、そういうことさ」。
初日に行なわれたコンディショニング練習の一部を回避したブライアントだが、それは37歳という年齢からくるものではないという。
「本当のことだけれど、もうコンディションはかなり仕上がっているんだ。だから余計に追い込む必要はない。関節や、靭帯などに不必要な負荷をかけたくないからね。実戦的な練習や、コンタクト有りの練習でなら、なおさら余計な負荷はかけたくない」。
ブライアントをはじめ、新人のディアンジェロ・ラッセル、昨季オールルーキー・ファーストチームに選出されたジョーダン・クラークソンをはじめ、レイカーズの選手たちはしっかりと身体を作ってキャンプを迎えた。選手たちの自覚の表れを、バイロン・スコットHCも称賛している。
「チームの誰1人として、準備不足な選手はいない。それは非常に良いことだ。たいていなら、何人かは急ペースで仕上げないといけなかったり、調整に失敗する選手がいるのでね」。