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現役引退から1年経ったコービー・ブライアント「バスケットボールは僕の一部」

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Kobe Bryant

コービー・ブライアントは、本当に、まったく、冗談を抜きにして、バスケットボールの試合を恋しく感じていない。彼の言うことを信じられない? それは理解できることだ。

マイケル・ジョーダンが引退してから、NBAで最も断固たる競争者の座を引き継いだブライアントは、カリーム・アブドゥル・ジャバー(3万8387得点)、カール・マローン(3万6928得点)に続く史上3位の通算3万3643得点を記録した。

20年以上にわたり、ブライアントのすべてだったのがバスケットボールの試合だ。だが、最終戦で60得点を記録し、現役に別れを告げて以降、ロサンゼルス・レイカーズのレジェンドはくつろぎながらバスケットボール以外の関心を追い求めている。

4月24日(日本時間25日)のテレビ番組「Good Morning America」で、バスケットボールが恋しいか尋ねられると、ブライアントは「いや、恋しくない。クレイジーだね」と即答した。

「僕は2歳のころからプレイしてきた。NBAで20年プレイして、試合から学んだことすべてが今につながっている。だから、本当の意味で試合と離れ離れになってはいないんだよ。肉体的にはそうだけど、気持ちの面ではすべてが試合から始まっている。だから、今でも僕の一部なんだ」。

ブライアントは「それに、アスリートにとって大事なのは、次に何があるのかということだ。終わりがあると理解することだ」と続けた。

「人生の半分を費やしてやってきたことから離れるのはとてもつらい。自分自身のようなものだからね。でも、それをやるのと、それは自分じゃないと理解することの間に違いがあるんだよ。ほかのアスリートたちがそう考え、理解できるように願っている」。

原文: Kobe Bryant explains why he doesn't miss the game of basketball by Sporting News(抄訳)


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