今季27勝42敗と苦しみ、最近では球団社長のフィル・ジャクソンの現場介入が頻繁に報じられているものの、ニューヨーク・ニックスのジェフ・ホーナセック・ヘッドコーチの立場は安泰と『New York Post』が3月16日(日本時間17日)に伝えた。
改めてトライアングルオフェンスの導入をホーナセックHCに強く訴えているジャクソンが、フロント就任から4人目のHC解任に動くのか、それともジャクソンと対話する姿勢を持つ指揮官が率いるチームの未来を楽観視しているかはわかっていない。
『New York Post』によれば、ジャクソンが2016年2月にデレック・フィッシャーを解任した理由は、チームの成績不振ではなかった。ジャクソンがメールで問いかけたことに即座に反応せず、受け身でありながらもジャクソンが現場に介入することに激しく抵抗したからと言われている。
匿名の関係筋が『New York Post』に話した内容によれば、ホーナセックHCはジャクソンと円満な関係を築いているとのこと。また、ジャクソンと付き合いが長く、現在ニックスのアソシエイトHCを務めているカート・ランビスとも上手くやっているという。
ジャクソンが現場で指導する回数は増えているものの、4年連続プレイオフ進出を逃す可能性が高いニックス内では、スター選手のカーメロ・アンソニー、クリスタプス・ポルジンギスらは、チームがトライアングルオフェンスを本当に採用するのかどうか困惑していると言われている。
ニックスのガード陣は、先週ジャクソンの『トライアングル・クリニック』を受講。ジャクソンは15日(同16日)にチームのディフェンス戦術を担当するランビスと共に姿を見せ、ポジションとフットワークについて生き生きとした様子で選手に語ったと『New York Post』が伝えている。
原文:Knicks coach Jeff Hornacek's job safe, report says, but for how long? by Bob Hille/Sporting News