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K・トンプソンへの診断は脳震盪

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ゴールデンステイト・ウォリアーズは、29日(日本時間30日)、神経学医らによる2日間の検査の結果、クレイ・トンプソンが脳震盪と診断されたことを発表した。

今後は、症状が見られなくなるまでコートには戻れず、NBAが定める脳震盪ガイドラインをパスするまで試合出場は認められない。

トンプソンは、27日(同28日)に行なわれたヒューストン・ロケッツとのウェスタン・カンファレンス決勝第5戦(104-90でウォリアーズ勝利)の第4クォーター序盤に、ロケッツのトレバー・アリーザのひざを頭部に受けた。このときは自力でロッカーに戻り、チームドクターは試合復帰が可能と判断。結果的に、その後トンプソンに出番はなかったが、試合後から体調を悪化させた。AP通信が伝えた元NBA選手の父マイケル・トンプソンの話では、トンプソンは試合後に嘔吐したため、父親が車で自宅まで送り届けたという。

リーグが定めるガイドラインによれば、脳震盪と診断された選手は、まずステーショナリーバイクによる運動から始め、その後ジョギング、アジリティ(敏捷性)を鍛える運動、接触なしのチーム反復練習という流れで身体を動かし始める。これらの過程をこなす中で、脳震盪の症状が再び見られた場合は、同過程を最初からこなさなければならない。

25日に行なわれたロケッツとの同第4戦(115-128でウォリアーズ敗戦)では、ステファン・カリーが第2Q中に頭部をコートに打ち付け、脳震盪を起こしたのではと心配されたが、検査の結果チームドクターから試合復帰の許可が下りた。第3Qから復帰したが、試合後から現在まで、脳震盪の症状は出ていない。

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