7月31日(日本時間8月1日)、リオデジャネイロ五輪に出場する男子バスケットボール・アメリカ代表が、ヒューストンで練習を行なった。練習後メディアの取材に応じたクレイ・トンプソンが、過去の代表との比較などについて語った。
――ステフ(カリー)が代表に参加していなくて残念?
ステフが不参加の理由は理解しているよ。彼には家族がいて、この2年は長いシーズンを戦ってきた。来シーズンに備えるためにも、彼には休息が必要なのさ。でも、今回の代表でドレイモンド(グリーン)、KD(ケビン・デュラント)と一緒にやれるのは凄く嬉しい。KDとの関係性を築けるし、彼がどういうプレイをするかを知れるから。来シーズンのNBAに向けて、素晴らしいシェイプを得られると思う。
――過去のチームUSAが遺した結果と戦う必要性を感じている?
もちろん。がっかりさせたいなんて思っていない。(アメリカは)2006年から負けていないし、コーチK(マイク・シャシェフスキー・ヘッドコーチ)は、代表でのキャリアで1敗か2敗しかしていない。だから、コーチKや、自分の国をがっかりさせるような結果は残したくはない。皆からの期待も高いしね。これだけ才能のある選手が集まっているのだから、今大会もスタッツではなく、チームの勝利のためにプレーすれば、僕たちは成功を収められる。
――(1992年のバルセロナ五輪に出場した)ドリームチームのように、毎試合で30点差をつけて勝つ必要はある?
正直に言って、ドリームチームの時代以降、世界のレベルは上がっている。NBAの試合を観てもわかるように、今では全チームにインターナショナルプレイヤーが所属している。リーグだけで80か90人はインターナショナルプレイヤーがいるんじゃないかな。だからきっと、当時よりも大きな影響力が世界中で起こっていると思う。
――30点差だろうと、1点差だろうと勝利は勝利?
金メダルを獲得できれば、試合のスコアを思い出す人はいないさ。
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