ゴールデンステイト・ウォリアーズとクレイ・トンプソンが、新たに複数年契約を締結させるため交渉中と『The Athletic』のマーカス・トンプソン二世記者が伝えた。
この話し合いがまとまれば、トンプソンが今後数年ウォリアーズでプレイすることが決まるだけでなく、ウォリアーズにとっても同選手がフリーエージェントになる2019年に再契約を結ぶよりコストを抑えられるという利点がつく。
仮にトンプソンがフリーエージェントになってウォリアーズと再契約する場合、今の時点で延長契約を結ぶより8000万ドル(約87億5000万円)以上を手にできる。トンプソンは、以前からウォリアーズに残りたい話していた。
今年2月には、トンプソンが「キャリアを終えるまで1つのチームでプレイできるのは特別なこと」と語ったと『The Mercury News』のマーク・メディナ記者が伝えた。またトンプソンは「プロスポーツの世界で、1つのチームでキャリアを全うした選手は少ない。だから、それが僕にとっての目標なんだ。上手くいけばいいと思っているよ」ともコメントしたという。
今夏ウォリアーズは、昨年オフに減額を受け入れたケビン・デュラントとマックス契約を結ぶと見られている。またステフィン・カリーは、昨年チームと結んだ5年2億100万ドル(約219億8500万円)という契約の1年目を終えようとしている。
もしトンプソンが今の時点で延長契約を結べば、ウォリアーズは同選手、デュラント、カリー、ドレイモンド・グリーンを長期間契約下に置けるだけの財政的な余裕を手にできるかもしれない。
トンプソンは直近4シーズン連続して平均20得点以上を記録し、4年続けてオールスターにも選出された。キャリア平均42.2%の3ポイントショット成功率を記録しているトンプソンは、今季のプレイオフ中にあと3本の3Pを成功させれば、プレイオフでの3P成功数で歴代10位に浮上する。
原文:Report: Klay Thompson discussing contract extension with Golden State Warriors by NBA.com(抄訳)