現代のNBAでベストのビッグマンと称されるデマーカス・カズンズが、サクラメント・キングスからフェニックス・サンズにトレードされる可能性があると、『Arizona Sports』のジョン・ガンバドロ記者が伝えた。
同記者によれば、キングスはカズンズと交換でサンズから最低でもアレックス・レン(センター)、TJ・ウォーレン(スモールフォワード)、1巡目指名権を獲得する案があるという。
キングスは今季19勝29敗でウェスタン・カンファレンス10位に低迷しているが、カズンズは7年目の今季リーグ4位の平均28.4得点、10.6リバウンド、4.4アシストを記録し、好調。3ポイントショット成功率も37.6%、フリースロー成功率も77.5%と80%に近い数字を残している。
2013年にキングスと4年6500万ドル(約73億4500万円)の契約を結んだカズンズは、今季1670万ドル(約18億8700万円)の年俸を受け取るが、未だにプレイオフ出場経験がない。キングス残留を希望しているカズンズは、このままチームにとどまることができれば、今夏2億ドル(約226億円)超のマックス契約を手にする見込みだ。
キングスは、2シーズン前にアイザイア・トーマスをサンズにトレードして以降、ポイントガードの獲得を切望。仮にサンズから2017年ドラフト1巡目指名権を獲得できれば、ワシントン大のマーケル・フルツ、ノースカロライナ州立大のデニス・スミス、ケンタッキー大のデアーロン・フォックス、もしくはカリフォルニア大ロサンゼルス校のロンゾ・ボールらの指名を検討すると見られている。
もしトレードが成立した場合、カズンズはケンタッキー大でチームメイトだったエリック・ブレッドソーとプロの世界でタッグを再結成する。また、サンズには後輩にあたるブランドン・ナイト、デビン・ブッカー、タイラー・ユリスも所属している。
原文:NBA trade rumors: Kings could deal DeMarcus Cousins to Suns by Nick Birdsong/Sporting News