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35歳のK・ボーガンズ、ブレイザーズのサマーリーグに参戦

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通常サマーリーグはドラフトで指名された新人選手、あるいは各チームのロスター入りを狙う若手が出場する舞台だ。

ポートランド・トレイルブレイザーズのサマーリーグロスターを見ても、ほとんどが若い選手で埋まっている。ただ1人を除いては――。

オーランド・マジック、シャーロット・ボブキャッツ(現ホーネッツ)、ヒューストン・ロケッツ、ミルウォーキー・バックス、サンアントニオ・スパーズ、ブルックリン・ネッツ、ボストン・セルティックスを渡り歩き、11年のNBAキャリアを誇るキース・ボーガンズ(ガード/フォワード)が、1年半のブランクをあけ、NBA復帰を目指しブレイザーズのサマーリーグに参加している。

35歳のボーガンズは、「僕は年寄りだから」と笑いながらこう語った。

「周りの選手は22歳か23歳、一番上は25歳かな。10歳くらい彼らよりも年齢が上ということさ。自分の経験を生かして、コートで彼らを助けたい。(サマーリーグHCのネイト・ティベッツの要求には)何でも応じる。また試合ができることが嬉しいんだ」。

NBA復帰を考えるなら、ヨーロッパのリーグに参戦する、またはDリーグで試合をする選択肢もある。セルティックスからフィラデルフィア・76ersにトレードされた後、昨年10月に76ersから解雇されたボーガンズは、2014年1月以降NBA公式戦には出場していない。しかし、アスリートとしては高齢の部類に入る35歳という年齢ながら、「肉体的には今が過去最高の状態」と自信を見せる。

2015-16シーズンのロスターに入れるかどうかについても、不安を感じていないという。そして、長期の休みを経て気分を一新した今は、ただプレーできる環境に幸せを感じていると言う。

「(サマーリーグをトライアウトとは)考えていない。また試合ができることが嬉しいんだ。この1年半は、いろいろと悩みもしたし、苦しんだ。フィリーから解雇されてからは、復帰することを考えるのを止めた。家でゆっくりしたかったんだ。それで気持ちを切り替えて、今年復帰すると決めた。復帰について考えたとき、これまで通りのことがやれる限り――つまり守備での貢献や、シュートも決められるのなら――これが僕の仕事だ。僕はタフで、決して退かない選手だし、チームのためなら汚れ仕事もやる。スタッツに表れることではないけれど、それが僕の仕事だから」。

ブレイザーズのサマーリーグ初戦は、11日(日本時間12日)のセルティックス戦だ。ラスベガスで若手と一緒に汗を流すボーガンズの姿が見られるかもしれない。

原文: Following Year Off, Bogans "Just Happy to be Back" in Basketball by Cody Sharrett/blazers.com

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