NBA

キャブズのタロン・ルーHCがケビン・ラブの活躍を予想「今季は彼にとって大きな機会になる」

Author Photo
Sporting News Logo

レブロン・ジェームズの影に隠れてプレイするのは大変なことだが、さらにカイリー・アービングのような選手がいれば、ショットを打つ機会、注目される機会を見出すのは簡単ではない。

それでもケビン・ラブは、優勝を狙えるクリーブランド・キャバリアーズでの役割をこなしている。そんなラブについては、マイアミ・ヒートでジェームズ、ドウェイン・ウェイドと一緒にプレイしたクリス・ボッシュと比較されることもある。

アービングがボストン・セルティックスにトレードされ、新加入アイザイア・トーマスが負傷と向き合う今季、ラブにはオフェンスで今まで以上の役割を与えられる可能性が高い。タロン・ルー・ヘッドコーチは、ラブが重要な役割を担うようになると考えている。

ルーHCは『ESPN.com』に「今季のケビンは、チームに加わってから最高のシーズンを送るだろう」と語った。

「いずれにしても彼は素晴らしい選手だ。ボッシュと比較されているようだが、彼がマイアミでプレイしていたときのアベレージは? ケビンはオールスター2人と一緒にプレイしながらも平均20得点、10リバウンド近くの成績を残している。優勝を狙えるチームでプレイするには、何かを犠牲にしないといけないものだ」。

「だが、今季は彼にとって大きな機会になる。チームは彼を起点とするプレイを増やす。彼はエルボー付近でのタッチを取り戻すだろうね」。

ラブは昨季平均19.0得点、11.1リバウンドという成績を残した。それでもジェームズとアービングがコートに出ていた間は、ラブを生かすプレイはほとんど見られなかった。しかし今季のキャブズは方針を変えるようだ。

ラブはフィジカルの強いリバウンダーで、ゴール付近での得点、3ポイントショットに優れている。ラブが動き回ることでジェームズが使えるスペースも増えるのだが、昨季のキャブズはジェームズのアイソレーションに頼る傾向が強く、ラブの能力を生かさなかった。

もしゴールデンステイト・ウォリアーズのようなオフェンスを用いれば、ラブはトップ10に入る選手になれる。ルーHCが考えるラブの起用法はまだ明らかになっていないが、アイソレーションを減らし、ボールムーブメントを増やすのは良い兆候だ。

原文:Tyronn Lue: Kevin Love will have 'best year' with Cavs by Alec Brzezinski/Sporting News(抄訳)


著者
Sporting News Photo

The sports world explained. The Sporting News goes beyond the score to deliver the news, data, insights and entertainment that sports fans around the globe need to know.