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K・ラブ、キャブズ残留を示唆

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5月31日(日本時間6月1日)、クリーブランド・キャバリアーズのケビン・ラブが、左肩の手術後初めて囲み取材に応じ、体調、去就などについて語った。

ラブはボストン・セルティックスとのイースタン・カンファレンス1回戦第4戦で、ケリー・オリニクとの接触で左肩を脱臼後、手術を受け今季中の復帰は不可能となったが、順調に回復しているようだ。また、チーム遠征帯同の許可も下りたため、4日(同5日)にオラクル・アリーナで行なわれるゴールデンステイト・ウォリアーズとのファイナル第1戦でも、ベンチから声援を送れるという。

ラブは、「三角巾は外せるようになった。遠征にも帯同できる。今はコンディションを保とうとしているところ。プレーしたいけれど、今は皆をサポートするよ。これからはチームに帯同できる。これはこれで、楽しい経験だよ。プレーオフでチームの一員としてプレーしたかったけれど、怪我は怪我。夏の間に治して、またチームのためにプレーしたい」と、コメント。

オリニクに対しては、負傷した当初こそ複雑な感情を持っていたようだが、今は気持ちも落ち着き、オリニクにメールを送ったことも明かしている。

「肩を怪我したとき、きっと周りの皆は、『すぐに関節を入れ直せば復帰できる』と思っただろうけれど、僕の中では難しいと思っていた。1週間くらい経ってからケリーにはメールした。『なんてことないさ。タフなプレーだっただけ』とね。僕らは前を向いて進まないと」。

ラブの契約は2015-16シーズン終了まで残っているものの、来季はプレーヤーオプションを保持しているため、今夏フリーエージェントになることも可能。ただし、「来シーズンの開幕戦に出場できると思っている」と話したラブに、メディアが「それはキャブズでということ?」と聞くと、「そうだね」と返答するなど、キャブズ残留の意思を示唆している。

手術後リハビリに励んでいるラブだが、アトランタ・ホークスとの同カンファレンス決勝スウィープで勝ち上がった後、あるチームメイトのリアクションに冷や汗をかかされたと、笑顔を交えて話してくれた。

「名前は伏せるけれど、ホークスとのシリーズに勝利した後、コートであるチームメイトに『おめでとう!』と言ったら、『あぁ、ありがとう』と言いながら手術をした肩を叩かれたんだ。それを見ていたチームのフロントオフィス・スタッフからは、『だいじょうぶか?』と心配されたよ。僕自身も、これはロッカーに戻って肩の状態を見ないといけないかも、と思ったくらいだった。とにかく深呼吸して、気持ちを落ち着かせた。家に着いてから、即アイシングしたよ」。

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