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2連覇に向け調整を進めるケビン・ラブ「格下扱いは滑稽」

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クリーブランド・キャバリアーズのケビン・ラブは、どのチームがディフェンディングチャンピオンなのかを周囲に再認識してもらいたいと考えている。

3年連続となるゴールデンステイト・ウォリアーズとのNBAファイナルは、下馬評ではウォリアーズが圧倒的に有利と見られている。

ラブは、5月27日(日本時間28日)にリポーターに対し「自分たちが格下に思われているのは滑稽でしかない。だって、タイトルを守る側なのは自分たちなわけだからね」と語った。

「2連覇という、非常に難しい目標を達成しようと思って努力している。連覇を力、モチベーションに変えるよ。周りの思うつぼになっているかどうかはわからないけれど、僕は自分たちが格下だとは感じていない。ウォリアーズとは上手くマッチアップできていると思うし、彼らも同じことを言うんじゃないかな」。

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思えば昨年のファイナルでも、ウォリアーズが優勝するという予想は多かった。レギュラーシーズン73勝9敗というNBA史上最多勝利記録を樹立したからだ。だが、キャブズはそのウォリアーズに対し、NBAファイナル史上初となる1勝3敗からの大逆転優勝を果たしている。

今年のプレイオフでは、ウォリアーズはいまだに無敗をキープしている。今季の67勝15敗を含め、3年連続でリーグ最多の勝利数でプレイオフに進出したウォリアーズのドレイモンド・グリーンは、ファイナルでキャブズを破壊し、根絶やしにしたいと挑発的な発言を繰り返している。

ラブは、グリーンについて「彼は競争心が強い選手」と形容する。

「彼はリーグで最も競争心が強い選手の一人で、思ったことを言葉にする選手だ。自分たちを『倒したい』と言っていたようだね。来週の木曜日(日本時間金曜)から試合は始まる。彼は、毎試合で全力を尽くす選手。昨年のファイナルの展開と結果を考えれば、もし自分が彼と同じ立場にいたら、同じことを言うと思う」。

ステフィン・カリー、ケビン・デュラント、クレイ・トンプソンという豪華先発陣にはない要素を持つグリーンこそ、今シリーズで違いを生み出す存在になるかもしれない。カリーは、ラブ、カイリー・アービング、レブロン・ジェームズを中心とするキャブズに、楽しいシリーズを過ごさせたくはないと考えている。

カリーは、「レブロンやカイリーがキャブズにどういう影響を与えるかは、誰もが理解している」とリポーターに語っている。

「相手のスタイルはわかっている。キャブズというチーム全体を見てみると、とても良いケミストリーを作っていて、良い雰囲気でやれているのがわかる。楽しそうにプレイしているよね。そういう部分に対して、僕たちは対応したいと思っているんだ」。

原文:NBA Finals: Kevin Love says it's funny to consider Cavaliers underdogs by Ron Clements/Sporting News(抄訳)


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