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ケビン・デュラントとステフィン・カリー、第5戦について「ホームだからといって勝てるわけじゃない」

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6月9日(日本時間10日)にクイックン・ローズ・アリーナで行なわれたNBAファイナル2017 第4戦は、クリーブランド・キャバリアーズが137-116でゴールデンステイト・ウォリアーズを下し、今シリーズ初勝利を記録した。 試合後、ウォリアーズのステフィン・カリーとケビン・デュラントが試合内容を振り返った。

Stephen Curry

――ステフ、今夜はオフェンスに苦しんだようだが、何が上手くいかなかった?

こういう試合もあるということ。1試合のことに過剰には反応しないよ。僕らはもっと良いプレイができるし、もっと良いプレイがしたいし、必ず良いプレイをする。

今日は、第1クォーターから自分たちのやり方でリズムを作れなかった。攻守ともにね。相手は窮地に立たされた状態で向かってきた。今日は自分たちが噛み合わない日だったということ。月曜の試合(日本時間火曜の第5戦)を楽しみにしているよ。

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――ステフ、久々の敗戦で感覚は異なる? 昨年と同様に3勝1敗でホームに戻るわけだが……

(去年のキャブズとは)異なるチームだからね。たしかに負けてコートを去るのは久々だったけれど、僕たちはシーズンを通じて挽回してきたし、異なる経験から学んでもきた。

何をしないといけないのかとか、試合開始からの6分間で先制攻撃をしないといけないとか、そういう空気に満ちているロッカールームは好きなんだ。もっとアグレッシブに、フィジカルにプレイする必要があるね。それはチーム内でも話し合った。ホームに戻れるのは嬉しいことだけれど、良いプレイをしないといけない。単にホームだからといって勝てるわけじゃないからね。

いろいろと修正して第5戦に臨めるのは良いこと。とにかく今回より良いプレイをしないといけない。特に第1Qにね。その時点で負けるような展開にしてはいけない。

Kevin Durant

――ケビン、試合中レブロン(ジェームズ)と言い合う場面も見られた。プレイオフならではの激論だったのだろうか?

ただ話していただけだよ、これもバスケットボールの試合の一部さ。バスケットボールの試合が生み出すことだよ。審判が生み出すことじゃない。試合特有のオーラというのかな、トラッシュトークが出たり、単に相手とのコミュニケーションが生まれたり、そういう類のものだ。身体的なぶつかりみたいなものは周りが回避させてくれるだろうし、コントロールもできる。でも、選手の立場として感情というのは必要なもので、あるべきものだ。

これからも、今日のようなことは続くだろう。お互い、悪意のあることは言わなかったよ。単に試合の一部ということさ。選手にとっては、試合に向けた気持ち、試合にかける思いがあるからこそ、試合が生き物になるんだ。これは選手特有のものだけれどね。

――ケビン、今夜の試合の大きな要素の一つは、インサイドのトリスタン・トンプソンの存在だったと思う。彼が良いプレイをしたのか、もしくは、あなたたちが第3戦までやれていたことができなかったのか、どちらだろう?

今夜の彼は良かった。ポゼッションを保持して、自分の仕事を全うしていた。5アシスト、10リバウンド、それに5得点かな。オフェンシブリバウンドも4本奪っていたし、素晴らしいプレイだったよ。今夜の彼は良かった。次の試合では、今日よりもフィジカルなプレイが必要だけれど、ファウルには気をつけないといけない。そこの部分でスマートな対応ができなかった。それで相手を勢いづかせてしまった。

今日よりも、相当に良いプレイが必要になる。ホームだからといって、自分たちの試合になるなんて思ってもいない。勝利を奪いにいかないといけないんだ。そしてそれは、よりフィジカルなプレイから始まると思っている。両チームによるバトルになるだろうから、楽しい試合になると思うよ。


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NBA日本公式サイト『NBA Japan』編集スタッフ