NBA

ウォリアーズ移籍から1年、周囲の雑音を気にしなくなったケビン・デュラント「プレイすることだけに集中している」

Author Photo
Sporting News Logo

NBAファイナル2017に勝ち進んだゴールデンステイト・ウォリアーズとクリーブランド・キャバリアーズ周辺では、“戦力不均衡”という批判が起こっている。そんな中、昨年のウォリアーズ移籍から批判の対象になることが多いケビン・デュラントは、『USA Today』のサム・アミック記者とのインタビューで、周囲の雑音を気にせず、前に進むことだけに集中していると語った。


ケビン・デュラントは、先日『USA Today』に「今は幸せ。バスケットボール選手として幸せな状態にいる。それが何よりも大事なんだ」と語った。

「(ウォリアーズへの移籍という)今回の決断や、それに伴う批判のおかげで、自分にとって最も大事なことに集中できるようになった。それは、バスケットボールをプレイすることであり、日々練習に取り組むことであり、毎日レベルアップすることであり、バスケットボール選手としての日々を楽しむこと。一連の出来事で、バスケットボールに集中する生活の良さを改めて実感した。そのことを思い出させてくれた。くだらない批判を耳にすると、自分の考えがコントロールできなくなる。それは決して良いことではないよね。自分は、バスケットボールに集中するという大事な基本に立ち返っただけ」。

昨年の夏にウォリアーズ移籍を決断後、デュラントは自分に対する批判に悩み、苦しんだ。しかし、昨年10月に新たなシーズンを迎えてからは、チームメイトになったステフィン・カリー、ドレイモンド・グリーンら誠実な仲間に恵まれ、雑音は消えていったという。

今季レギュラーシーズンで平均25.2得点、7.8リバウンド、3.7アシスト、1.2ブロックを記録したデュラントは言う。

「周りの関心度の高さに慣れる必要があった。内容の良し悪しは別として、これだけ関心を持たれたことはこれまでになかった。慣れてからは何ともなくなったよ。これが自分の旅路の一部なんだと思えるようになった。バスケットボールをプレイすることが、何よりも大事なんだ」。

デュラントは以前まで、Twitterでファンから寄せられた批判に返信していた。しかし今では、Instagramも合わせて月に1回程度しかチェックしていないという。

最近YouTubeに公式チャンネルを開設したデュラントは、コートでの生活について触れ、自宅の一部も公開している。現代のアスリートに欠かせないSNSのコントロール術をマスターしつつあるデュラントだが、敵地では事情が異なる。ロードでの会場では、野次、ネガティブな批判は止まるところを知らないままだ。

原文:Durant ignoring outside noise by NBA.com(抄訳)


著者
NBA Japan Photo

NBA日本公式サイト『NBA Japan』編集スタッフ