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ケビン・デュラント「カーメロ・アンソニーの記録を抜きたい」

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ケビン・デュラントにとって、オリンピックは最高のタイミングで訪れた大会だったかもしれない。自身2つ目の金メダルを獲得したデュラントは、ゴールデンステイト・ウォリアーズ加入を決めた自らにとって、リオデジャネイロでのオリンピックが「セラピー」のようだったと述べた。

デュラントは『The Vertical』で、「より生活を簡単にさせてくれた。(反発が)あるのは分かっていたからね」と心境を明かしている。

「そうなっていたら、僕にとっては違っていただろう。でも、ここの人たちは僕を受け入れてくれ、仲間でいること以外を気にしなかった。それこそ僕が必要としていた環境だったんだ」。

普段の年であれば、キャンプが始まる9月末までのオフシーズンで、デュラントは何度もオクラホマシティ・サンダー退団という決断について質問されていただろう。だが、3大会連続金メダル獲得を目指すアメリカ代表の一員となったことで、デュラントはコートに集中することができた。

デュラントは1試合平均19.3得点の計155得点を記録した。2012年ロンドン大会での自身の記録(史上2位)にあと1得点に迫る数字だ。デュラントは得点でチームをけん引し、金メダルへと導いたのである。

4大会連続出場のカーメロ・アンソニーが持つ通算得点記録まで、デュラントはあと25得点だ。

2020年の東京五輪では、3大会連続金メダルと得点記録を狙うのだろうか? デュラントは「確かに彼の記録を抜きたい。メロだからね。彼を超えたいよ。でも、出場するかどうかは分からない」と述べるにとどまった。

「4年間で何があるかは、誰にも分からないさ。僕はただ、今この瞬間を楽しむよ」。

原文: Kevin Durant says Olympics were 'therapy' after free agency decision by Sporting News(抄訳)


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NBA日本公式サイト『NBA Japan』編集スタッフ