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ケビン・デュラント「キャブズは第1戦より泥臭く、フィジカルな試合を仕掛けてくる」

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6月3日(日本時間4日)、ゴールデンステイト・ウォリアーズのケビン・デュラントが、クリーブランド・キャバリアーズとのNBAファイナル2017 第2戦を前日に控え、メディアからの質問に答えた。

――クレイ・トンプソンについて聞きたい。ショットが決まらない場合、彼のディフェンスはチームにとってどういう意味を持つ?

たとえ彼がショットを決められない場合でも、彼はリスペクトされるシューター。もしショットを決められないとしても、誰も彼をオープンな状態にはしない。彼がコート上でどれだけ重要な存在かはわかっているよ。それに、彼のオフ・ザ・ボールの動きこそ、僕たちが優れたチームでいられる一つの要因。彼のディフェンスも、自分たちがリーグトップクラスの守備を誇るチームでいられる理由の一つだ。

仮にショットを決められなくとも何も変わらない。彼が自信をなくすことはない。攻守両面でアグレッシブなプレイを続けている。このシリーズに勝つには彼のプレイが必要だし、次の試合に勝つためにも彼の力は必要なんだ。彼以外にも、全員が攻守両面で極めてハードにプレイする必要がある。何があってもね。

――第2戦でキャブズはどういう対応をしてくると思う? 第1戦で簡単にレーンを攻められたことに驚いた?

同じような展開には決してならない。それは間違いない。相手は第1戦より遥かにフィジカルなチームになるだろうし、オフェンス面でもピック・アンド・ロール時にアグレッシブに仕掛けてくる。守備の積極性も増すだろうね。彼らの3ポイントシューターをリズムに乗せて、リバウンドを奪いにくる。オフェンシブリバウンドを死守しようとする。第1戦より泥臭く、フィジカルな試合を仕掛けてくると思う。

自分たちも第1戦よりフィジカルに対応しないといけない。リム周辺のフィニッシュの精度を高めないといけない。点を取りこぼすわけにはいかないんだ。守備については、相手のピック・アンド・ロール時にもっとコミュニケーションが必要になるだろうね。第1戦よりも相当に良いプレイが必要になる。

――第1戦後、レブロン・ジェームズに試合の局面を変えた要因を聞いたら、「KD」という答えが返ってきた。あなたは、自分自身が今季のウォリアーズを変えた唯一の要因だと考えている?

そんなことはない。僕たち全員がシーズンを通じてプレイを高めてきた結果。ある試合では自分が違いを作るかもしれないし、それがステフ(カリー)、クレイ、ドレイモンド(グリーン)のケースもある。僕たちは、試合に勝つために特定の選手にボールを持たせる、ということを考えていない。全て流れに任せている。第1戦ではショットを決められて、ピック・アンド・ロールからプレイを決められたけれど、それはステフやクレイ、他の仲間がボールを持たないときにしてくれた動きのおかげ。

だから自分は、皆からのヘルプを生かそうと思って、可能な限りアグレッシブに攻めた。自分たちは、お互いがお互いのためにプレイしようとしている。ただ、第2戦は全く異なる展開になる。よりフィジカル色の強い試合になる。それを楽しみにしているよ。誰が活躍するかなんて、誰にも予測できないさ。

[特集]NBAファイナル2017


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NBA日本公式サイト『NBA Japan』編集スタッフ