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ケビン・デュラント「キャブズには第4戦と同様のプレイをする力がある」

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クリーブランド・キャバリアーズとのNBAファイナル2017 第5戦を前日に控えるゴールデンステイト・ウォリアーズのケビン・デュラントが、メディアからの質問に答えた。

Kevin Durant NBA Finals 2017 practice 2017/6/11

――次の試合に勝って優勝するというコンセプトを持って第5戦に臨む? それとも勝利と優勝は分けて考えている?

自分たちは良いプレイがしたい。試合で起こったことを試合後に気にしても仕方がない。試合開始からプレイに入らないといけないんだ。つまり、最初のポゼッションに集中できれば、精神的には集中できているということ。

でも、もし先の展開について意識を向け始めてしまったら、目の前にあるやるべきことへの集中を失い、自分たちのゴールに意識を置いてしまう。それでも体力は消耗し続けるわけで、アップダウンが続く状態になる。

試合を通じて、体力レベルも一定を保ちたいもの。勢いを低下させたくはないからね。力を注いで、一定レベルを保っていたいものなんだ。試合開始から集中し続けないといけない。

――今シリーズで唯一敗れた試合では、キャブズが単一クォーターでの得点、前半終了時の得点、3ポイントショット成功数でファイナル史上最多を記録した。記録ラッシュにより相手が勝利を得たという結果は、ウォリアーズにとってプラスに考えられる材料? それだけ特異なパフォーマンスでなければあなたたちに勝てないということだろうか?

そうかもしれないけれど、同じようなパフォーマンスをキャブズがやってくるかもしれない。マグレでやったわけではない。それに、自分たちのプレイレベルも本来のレベルにはなかった。そこを相手に突かれて、しかも彼らは非常に良いプレイをした。

彼らのプレイを称えるべきだ。(負けたのは)自分たちが良いプレイをしなかったからだけではなく、彼らが良いプレイをしたから。称えるべきだし、また同じようなプレイができるチームだからね。そういう展開になっても良いように準備しておかないといけない。

――今季はリーグベストのペリメーターディフェンスを誇るあなたたちが、前の試合ではキャブズに24本もの3Pを許した。どうやって対応するつもり?

オフェンシブリバウンドを奪われるたびに3Pを決められる可能性はある。(第4戦の)第1クォーターにはトリスタン・トンプソンに2本か3本のオフェンシブリバウンドを奪われて、そこからケビン・ラブが3Pを成功させた。そしてリズムに乗った。それに、JR・スミスはショットを決め始めると止まらなくなる選手。彼への守備が悪くて、1本目を決めさせてしまった。それからは水門が開いたようにショットを続けて決められた。良い流れに乗せてしまったから、ハーフコートに近い位置からの3Pも、まるでミッドレンジのショットを決めるかのようにやられてしまった。

タフな3Pを決められる分には構わない。相手がリズムに乗るのを見るのではなくね。相手がショットを打つ場合には、身体を寄せて対応しないといけない。仮にショットを決められたとしても、身体を寄せないといけない。とにかくオープンな状態で打たせてはいけないんだ。

[特集]NBAファイナル2017


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NBA日本公式サイト『NBA Japan』編集スタッフ