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第1戦で38得点を記録したケビン・デュラント「ファイナルでは勝利という結果が重要」

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6月1日(日本時間2日)にオラクル・アリーナで行なわれたNBAファイナル2017 第1戦は、ホームのゴールデンステイト・ウォリアーズが113-91でクリーブランド・キャバリアーズを下した。

38得点、8リバウンド、8アシストの大活躍で勝利に貢献したウォリアーズのケビン・デュラントが、試合内容を振り返った。

Kevin Durant Warriors NBA Finals Game1

――ケビン、前半だけで23得点を記録したが、3ポイントショットは2本中0本だった。それはゲームプランだったのか、それとも試合展開の中でそうなったのか、どちら?

試合展開の中でそうなっただけ。なんというか、わからないな。試合中に、どのタイミングでダンクするとか、ワイドオープンな状態で3Pを打つとかはわからないもの。コートに出て、プレイするだけだよ。何かを決めてプレイするわけじゃないんだ。今夜の試合に関して言えば、もっと良いプレイができたかもしれない。でも、これはファイナルで、勝利が何よりも重要だから、今日の結果を受け入れる。

――レブロン(ジェームズ)への対策が個人的な課題だったと思う。試合に向けて何を考えた? どういう部分に重点を置いて、彼とのマッチアップがどういう形になると思った?

自分云々ではないね。彼は彼のプレイをする。彼はレブロン・ジェームズだからね。彼なら、自分のやりたいプレイができる。そういう選手なのは、皆も知っているだろう。できるだけハードにプレイしようとした。ただ、マッチアップという意識はなかったね。ゴールデンステイト・ウォリアーズ対クリーブランド・キャバリアーズの一戦だから。チーム一丸となって戦うだけさ。今日の試合はチームとして戦えたと思う。

だから、自分は自分に与えられた役割に集中した。攻守両面に集中して、楽しもうと思った。それでも、彼らを抑えるのは大変なんだ。けど、チーム一丸となって対応できたと思う。

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――楽しもうと思ったという話があったが、ステフィン・カリーが相手の注意を引き付けて、ファイナルという舞台でダンクを決めた瞬間は、どういう気持ちだった?

今しがた答えた通りで、自分はチームメイトと同じレベルにいる。この会見で言ったわけではないけれど、試合終了後にコート上でのインタビューで答えたよ。自分の力は、チームメイトと等しいんだ。ステフも、クレイ(トンプソン)も、ドレイモンド(グリーン)も、ザザ(パチューリア)も、皆が皆、お互いに足りないものを補い合っている。お互いにプレイしやすいように補い合っているんだ。トランジションを仕掛けるには、守備で相手のプレイを止めて、リバウンドを奪わないといけないからね。

彼らはオフェンシブリバウンドに優れたチームだし、キャブズに勝つにはインサイドを制さないといけない。今日は良いプレイができたと思うよ。相手のオフェンシブリバウンド数は15かな? その部分を修正しないといけない。でも、トランジションから点を決めて、ファンを盛り上げるには、相手の攻撃を止めないといけない。だから、自分はディフェンスに集中しようとしているんだ。

――チームメイトのおかげで、どれくらいプレイが楽になっている?

楽ではないよ。まったくもって楽ではない。全員がプレイを決めないといけないんだからね。全てのポゼッションにおいてプレイを決めるのは大変なこと。全ポゼッションに集中していないといけない。決して簡単ではないよ。

――しばらくぶりのファイナルだけれど、試合の雰囲気を実感できた?

これは全ての選手が憧れる舞台だ。世界最高峰の舞台だよ。子供の頃、いつかプレイしてみたいと夢見る舞台なんだ。この瞬間を楽しめないようなら、チームメイトに申し訳ない。とにかく集中しつつ、楽しもうと思った。でも、チームのプレイを決めるのは簡単ではないし、48分間を通して集中するのは大変なことだよ。

だから、チームメイトのためにベストなプレイを心がけた。自分の基準になるプレイをしようと心がけた。これから数日の間に何度も同じことを言うだろうけれど、集中することに努めた。そういうことだよ。

[特集]NBAファイナル2017


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NBA日本公式サイト『NBA Japan』編集スタッフ