NBA

ケビン・デュラント、レブロン・ジェームズ、ウォリアーズがファイナルで記録した驚異的な数字

Author Photo
Sporting News Logo

ゴールデンステイト・ウォリアーズのケビン・デュラントによるスーパースター級のパフォーマンスは、NBAファイナル史におけるマイケル・ジョーダンやシャキール・オニールに匹敵するものだった。

昨オフシーズンにオクラホマシティ・サンダーを去ってウォリアーズに加入するというデュラントの決断は、多くのファンや評論家からの批判を招いた。しかし月曜日(日本時間火曜日)にウォリアーズがクリーブランド・キャバリアーズに勝利し、ここ3年で2度目の優勝を手にするとともに昨年の3勝1敗からの敗退のリベンジを果たしたことで、デュラントの移籍の正当性は証明された。

NBA初優勝を飾っただけではなく、デュラントはステフィン・カリーとレブロン・ジェームズでさえも自身の影に追いやってしまう活躍でファイナルMVPも獲得した。

オプタ社の提供する数字を元に、ウォリアーズ優勝の裏にある数字をいくつか紐解いてみよう。

ケビン・デュラントはNBAファイナルの全試合で30得点以上を記録し、エルジン・ベイラー、リック・バリー、マイケル・ジョーダン、アキーム・オラジュワン、シャキール・オニール(2回)に次いで史上6人目の選手となった。

●デュラントの平均35.2得点は、NBAファイナル史上10位。平均35得点以上記録した選手は2014-15シーズンのレブロン・ジェームズ以来。

●NBAファイナル中に複数の試合で129得点以上記録したのはゴールデンステイトが5チーム目で、1977年のポートランド・トレイルブレイザーズ以来。

●ウォリアーズはプレイオフの試合で平均119.3得点を記録。1996年以来、プレイオフで112.0得点以上記録したのは3チームしかいない。2016-17シーズンのクリーブランド・キャバリアーズ(18試合で116.2得点)、2013-14シーズンのヒューストン・ロケッツ(6試合で112.0得点)、2004-05シーズンのフェニックス・サンズ(15試合で112.0得点)。

●ゴールデンステイトはプレイオフで216本の3ポイントショットを決め、NBA史上6位。3P成功率は38.6%を記録し、プレイオフで38.5%以上スリーを決めた史上13番目のチームとなった(最低試投数300)。

ステフィン・カリーはプレイオフで平均4.2本の3Pを決め、その年に4試合以上プレイオフに出場した選手としてはNBA史上5番目に高い数字を残した。カリーがプレイオフで平均4本以上のスリー成功を記録するのは3回目で、2回以上記録している選手はほかにいない。

●レギュラーシーズン中、ウォリアーズは32試合で120得点以上しており、1986年から数えて30回以上それほど得点するのは15チーム目。最初に2年続けて記録したのは1988-89シーズンと1989-90シーズンに記録したフェニックス・サンズ(昨年のウォリアーズが120得点以上したのは20試合だった)。

レブロン・ジェームズが、NBAファイナル史上初めて平均トリプルダブルを記録する選手となった。

原文:NBA Finals 2017: Kevin Durant, LeBron James and the eye-popping numbers behind Warriors' title by Sporting News

[NBAファイナル2017総集編]ゴールデンステイト・ウォリアーズ 優勝への軌跡


著者
Sporting News Photo

The sports world explained. The Sporting News goes beyond the score to deliver the news, data, insights and entertainment that sports fans around the globe need to know.