NBA

ドラフト1位指名候補のタウンズ、ウルブズから「約束」はないと強調

Sporting News Logo

ドラフト1位指名候補のカール=アンソニー・タウンズは現地22日、ミネソタ・ティンバーウルブズから1位指名されるかどうかは分からないと語った。AP通信が報じている。

ケンタッキー大のタウンズは22日、ウルブズから1位指名することを伝えられたとも報じられている。だが、タウンズ本人はAP通信に対し、「約束があるなら、アイスを食べて太り始めていたさ」と冗談を飛ばしつつ、ウルブズ入団が決まっているわけではないと述べた。

「まったく約束はない。現時点で、僕も自分がどこでプレーすることになるかを知ろうとしているところさ。まったく分からないんだよ」。

16勝66敗と散々なシーズンに終わったウルブズだが、ロッタリーを制してドラフト1位指名権を手に入れた。先週、ウルブズはドラフト上位指名候補者を次々に球団に招き、新練習場を見学させている。その最後がタウンズだった。

タウンズは社長兼HCのフリップ・サウンダースや、オーナーのグレン・テイラーとも同19日に食事をともにし、同20日にウルブズ幹部の前でワークアウトをこなしている。タウンズが個別にワークアウトに臨んだのはウルブズだけだ。

タウンズは「サウンダースは素晴らしい指揮官であり、素晴らしい人物だ。テイラーも同じだね。彼も素晴らしい人だよ」と、ウルブズ幹部に好印象を抱いたと認めている。

「僕らがよく話したのは、バスケットボールについて、人生について、僕がどう感じているかということだった。彼らは僕のパーソナリティーをより知ろうとしているんだ」。

ドラフト2位指名権を持つのは、伝統のあるロサンゼルス・レイカーズだ。だが、タウンズは「どこでプレーするかが大事なわけじゃない」と、11年プレーオフから遠ざかり、NBAファイナル進出経験がないウルブズでのプレーにも問題はないと強調した。

「大事なのは、自分がいるところで自分が何をやるかだ。チームが成功しているか、成功していないかは重要じゃない。それは一つの選択ですべて変わり得ることなんだ」。

テイラーは「かつて我々には大学で素晴らしいキャリアを築きながらも、それからステップアップできなかった選手たちもいたと思う」と、選手のモチベーションやハングリー精神が決断を下すうえで重要な要因の一つになると述べている。

「そういうことがないように、我々は本当に気をつけなければいけない。我々が勝つには、KGのような選手たちが必要なんだ。決して自分のうまさに満足することなく、常に向上を望んできたKGのような選手がね」。

テイラー氏が言う「KG」とはもちろん、2月にウルブズにトレードで加わり、7月に新契約を結ぶとみられているケビン・ガーネットのことだ。

タウンズは「彼と一緒にプレーするというチャンス、特権、名誉を与えてもらったら、素晴らしい経験になるだろうね」と、ガーネットとのプレーを楽しみにしていることをうかがわせた。

著者