NBA

新メディア権契約についてK・デュラント 「選手側に好影響」

Sporting News Logo

NBAと米テレビネットワークの間で締結された2016-17~2024-25シーズンの9年間に及ぶメディア権契約は、次期労使協定締結に向けた交渉においてNBA選手会側に効力を発揮するかもしれない。

オクラホマシティ・サンダーケビン・デュラントは、現地7日の練習後、総額240億円(約2兆6000億円)と報じられている巨額契約について聞かれ、「あまりにも大きなお金だよね。これからは、オーナーたちが損をしているなんて言えないよ」とコメント。デュラントは、ESPNとターナースポーツで放送されたアダム・シルバーNBAコミッショナーの新契約発表会見は観ておらず、現地6日にはNFLワシントン・レッドスキンズと、MLBワシントン・ナショナルズの試合をテレビで観ていたと語った。

だが、新契約の内容に関する情報を得ると、「新たな放映権契約が締結されれば、新労使協定の交渉で状況が変わるだろう」とした、クリーブランド・キャバリアーズレブロン・ジェイムズの意見に同意すると語っている。

「(労使協定の交渉に影響が)あってしかるべきだ。昨季のリーグ総収入などの情報はファンも知らないだろうけれど、これ(新契約)が決まったと聞いて、選手の立場としては力を手に入れたと感じている。この契約がNBAという競技がどれだけ拡大しているかを示している。リーグは繁栄期を迎えているから、これからも今の状態を維持しないといけない」。

2016年に無制限FAとなるデュラントは、この新たなメディア権契約が自身の去就に影響を与えるかどうかはわからないとしている。

 

著者