2016年秋に発足するジャパン・プロフェッショナル・バスケットボールリーグ(JPBL)が8月29日、所属リーグ(1部~3部)の決まっていなかった25クラブの階層分けを発表した。これにより参入予定の45クラブの顔ぶれがすべて揃ったこととなる。
会見の冒頭、川淵三郎チェアマンは「この1か月間、行政も含め、チームには積極的に動いていただいた。各クラブが懸命に努力していただいたことに感謝している」と語った。
「大逆転したチームもある。この準備にかけていただいたエネルギーをリーグが始まった後も継続してほしい。それが今後の各クラブの成長につながるし、リーグの発展につながると考えている。地域に根付き、愛されるクラブになって欲しい。FIBAからは1部は14クラブ程度が適当とのことだったが、各チームの努力を鑑み18クラブにしました」。
この日、新たに階層が発表されたチームは以下の通り。
1部
レバンガ北海道
日立サンロッカーズ東京
横浜ビー・コルセアーズ
新潟アルビレックスBB
富山グラウジーズ
滋賀レイクスターズ
2部
岩手ビッグブルズ
パスラボ山形ワイヴァンズ
サイバーダインつくばロボッツ
群馬クレインサンダーズ
東京エクセレンス
アースフレンズ東京Z
信州ブレイブウォリアーズ
西宮ストークス
広島ドラゴンフライズ
島根スサノオマジック
熊本ヴォルターズ
大分・愛媛ヒートデビルズ
レノヴァ鹿児島
3部
埼玉ブロンコス
東京海上日動ビッグブルー
東京サンレーヴス
東京八王子トレインズ
金沢武士団
ライジング福岡
また、日本のプロリーグとしては初となる3地区制(東・中・西)を導入することも併せて発表。1部・2部間では2クラブが自動昇降格となり、1クラブが入替戦で決定される。2部・3部間でも入れ替え(クラブ数や入れ替えの方法は検討中)が予定されている。
元NBA選手の田臥勇太が所属し、7月30日に1部入りが事前に発表されていたリンク栃木ブレックスは東地区へ、昨季Dリーグのテキサス・レジェンズに所属した富樫勇樹(現ディナモ・サッサリ/イタリア)の出身クラブである秋田ノーザンハピネッツも、リンク栃木と同じ1部東地区に振り分けられた。
また、かつてNBAサマーリーグに出場した経験を持つ川村卓也が所属する三菱電機ダイヤモンドドルフィンズ名古屋は1部西地区、同じくNBAサマーリーグ出場経験を持つ竹内公輔が所属する広島ドラゴンフライズは2部西地区に所属することとなった。
すでに階層分けが発表されていたチームも含む、3地区制も含めたすべてのチームの所属リーグは下記の通り。
▼1部(18チーム)
東地区
レバンガ北海道
仙台89ers
秋田ノーザンハピネッツ
リンク栃木ブレックス
千葉ジェッツ
トヨタ自動車アルバルク東京
中地区
日立サンロッカーズ東京
東芝ブレイブサンダース神奈川
横浜ビー・コルセアーズ
新潟アルビレックスBB
富山グラウジーズ
浜松・東三河フェニックス
西地区
アイシンシーホークス三河
三菱電機ダイヤモンドドルフィンズ名古屋
滋賀レイクスターズ
京都ハンナリーズ
大阪エヴェッサ
琉球ゴールデンキングス
▼2部(18チーム)
東地区
青森ワッツ
岩手ビッグブルズ
パスラボ山形ワイヴォンズ
福島ファイヤーボンズ
サイバーダインつくばロボッツ
群馬クレインサンダーズ
中地区
東京エクセレンス
アースフレンズ東京Z
信州ブレイブウォリアーズ
豊田通商ファイティングイーグルス名古屋
西宮ストークス
バンビシャス奈良
西地区
島根スサノオマジック
広島ドラゴンフライズ
高松ファイブアローズ
大分・愛媛ヒートデビルズ
熊本ヴォルターズ
レノヴァ鹿児島
▼3部(9チーム)
埼玉ブロンコス
大塚商会アルファーズ
東京海上日動ビッグブルー
東京サンレーヴス
東京八王子トレインズ
金沢武士団
アイシン・エイ・ダブリュアレイオンズ安城
豊田合成スコーピオンズ
ライジング福岡
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