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薬物規定違反から復帰後も4番手の状態が続くジョアキム・ノア「これが自分の現実」

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ジョアキム・ノアが叫び、手を叩いてチームメイトを鼓舞する力は、ユニフォーム姿でコートに立ち、溢れんばかりの感情を表して守備の中心を担うときの方が、強い影響をチームに与える。だが、今は私服姿でベンチからニューヨーク・ニックスに声援を送る日々を送っている。そして、この状況がすぐに変わることはない。

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ノアは、時計の針をシーズンMVP投票で4位に選出されたシカゴ・ブルズ時代の2014年に戻せないことをわかっている。ニックスファンもまた、2016年のオフに前球団社長のフィル・ジャクソンが、ブルズからフリーエージェントになったノアと結んだ7200万ドル(約80億7000万円)という大型契約を忘れるべきなのかもしれない。

New York Post』でニックスを担当するマーク・バーマン記者が、ノアの現状を伝えた。

ョアキム・ノアは、オールNBAファーストチームに選出され、最優秀守備選手賞に輝いた2014年に戻れないことを理解している。それでも、チームに貢献できると信じている。

ノアは、言葉を慎重に選びつつ、現状を変えるためにベストを尽くすと話した。その上で、「これが自分の現実」と、付け加えた。

11月17日(日本時間18日)、敵地でトロント・ラプターズに84-107で敗れたニックスだったが、ノアは薬物規定違反による出場停止処分から復帰後、これで3試合続けてインアクティブリストに登録された。ジェフ・ホーナセック・ヘッドコーチは、センターの序列はエネス・カンター、カイル・オクイン、ビリー・エルナンゴメスの順番で、今のところノアに出場機会を与える考えがないと話している。

ノアは、復帰後初のコメントとして「自分はだいじょうぶ。だいじょうぶ」と語った。

「状況は理解している。やれることをする」。

32歳のノアが最後に公式戦に出場したのは、2月1日(同2日)のブルックリン・ネッツ戦で、同試合でハムストリングを痛めた。それから約2か月後、薬物規定違反による出場停止処分をNBAから言い渡され、ノアのシーズンは終わった。

原文:New York Knicks' Joakim Noah remains upbeat despite tough situation by NBA.com(抄訳)


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NBA日本公式サイト『NBA Japan』編集スタッフ