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T・シボドー解任のブルズに非難の声 「品格を欠いている」

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現地1日に行なわれた『ESPN』のテレカンファレンスで、シカゴ・ブルズのトム・シボドーHC解任について問われたNBAアナリストのジェフ・バン・ガンディが、「いくつか言うべきことがある」と、ブルズの対応を非難した。

ブルズのオーナーであるジェリー・ラインズドルフは声明で、「全員が同じページにいれば、発展し、チームが成長して、一緒に成功できる。残念ながら、この文化とかけ離れてしまったのだ」と語った。

バン・ガンディは「トムを手放すという(ブルズの)声明は、どの組織でも良識ある副会長が必要だということを示していると思う。まったくもって品格を欠いていたからだ。誰かが『ちょっと待て』と言わなければいけない」と述べ、不快感を示している。

「シボドーの素晴らしさを認めるだけで良かったんだ。それで前進すればいい。だが、そうはならなかった」。

一方、『シカゴ・トリビューン』を通じて解任を知ったシボドーは、声明で「ラインズドルフが与えてくれた機会に感謝している。多くの偉業を達成し、逆境にも闘って、ファンが彼らに見合う素晴らしさを手にできるように努力したことを、我々は誇りに思っている。私はバスケットボールを愛しており、アメリカ代表での今後と、次にNBAで指導できる機会に興奮している」と発表している。

シボドーと長年の友人であるバン・ガンディは、両者の声明がそれぞれの気質を表していると指摘している。

「それ(声明)は、ジェリー・ラインズドルフが何者か、(ブルズGMの)ガー・フォーマンが何者かを示している。そしてシボドーの声明は、彼が何者かを示している。ようやく全員、自分が何者かを示したんだ。それは素晴らしいことだと思う」。

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