NBA

好調セルティックスを支えるジェイソン・テイタムとジェイレン・ブラウン

Author Photo
Sporting News Logo

現在のボストン・セルティックスのように、若手の2選手が大きく貢献しながらチームが勝利を積み重ね、快進撃を続けるのはまれだ。だが、現在のセルティックスではそれが起きている。ジェイレン・ブラウンとジェイソン・テイタムはすぐに友情関係を築いただけでなく、イースタン・カンファレンスを圧倒しているチームにおいてそれぞれが重要な役割を担っている。

身体的なスタイルやプレイするポジション、パーソナリティーも似ている両者だが、それぞれこれほどの早さで成長したのはやや予想外だっただろう。ブラウンは2年目、テイタムは新人だ。特にブラウンの守備はセルティックスに恩恵をもたらし、テイタムは驚くべきオフェンシブエフィシェンシーでルーキーながらエース的な存在となった。

FIBAワールドカップ予選を観るならDAZN!!

Boston Globe』のギャリー・ウォシュバーン記者が、両選手について報じている。

21歳でこれだけの根気強さは称賛に値する。チームメイトたちも敬意を払い、彼の強さに賛辞を寄せている。ジェイレン・ブランはおそらく、今季のチームで最大のサプライズだ。セルティックスは、安定を欠くが今後を明るくさせたルーキーシーズンから、ブラウンが成長することを期待していた。だが、実際には飛躍を遂げたのだ。

平均得点とリバウンドは昨季から倍増。3ポイントショットの成功率も40%近い。カリフォルニア大学からNBA入りしたときのブラウンは、ペリメーターからのショットが主な弱点とみられていた。大学での1年間は3P成功率が29.4%だったのだ。

大学で決めた3Pは34試合で30本だった。だが、11月18日(日本時間19日)のアトランタ・ホークス戦では4本の3Pを沈めている。

ダニー・エインジ社長がドラフト全体1位指名権をフィラデルフィア・76ersとトレードし、ワシントン大学のマーケル・フルツを獲得するチャンスを諦めたときは、その決断を疑問視する声が大半だった。エインジ社長が狙ったのは、全体3位でのテイタムの指名。ロサンゼルスでのオールスター中にライジングスターズ・チャレンジに出場することが本命視されているテイタムは、チームで4番目の平均得点をマークしている。

テイタムは「ショットが思うようにいかないときもあるけど、試合は長いし、調子が出てくればうまく簡単にいくようになる」と述べている。

「自分がショットを打てるということは分かっている。決まってくれないときもあるけど、それでシュートを打つことをやめたりはしない」。

原文: Jayson Tatum, Jaylen Brown stepping up greatly for Boston Celtics by NBA.com(抄訳)​


著者
NBA Japan Photo

NBA日本公式サイト『NBA Japan』編集スタッフ