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五輪最終予選敗退、日本代表・田臥勇太「力は出し切った。先につながる大会に」

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7月7日(現地6日)、ベオグラード(セルビア)で行なわれているオリンピック男子最終予選に出場した日本代表が、チェコに敗れて予選敗退が決まった。グループリーグ2敗を喫した日本は、これでリオデジャネイロ・オリンピック出場の可能性が潰えた。

試合後、日本代表を率いる長谷川健志ヘッドコーチ、元NBA選手で現代表キャプテンの田臥勇太、比江島慎の3人が、日本バスケットボール協会を通じてコメントを発表した。


長谷川健志ヘッドコーチ

2日前のラトビア戦の反省から、この2日間で、オフェンスの部分では若干いいところを見せることが出来ました。またディフェンスの部分では、注意していたトランジションの展開から点数を取られてしまったことが悔やまれます。日本が世界に久しく出ていない中、世界の舞台で2試合できたことは、非常に勉強になりました。


田臥勇太

負けてしまいましたが、今の日本の力は出し切りました。得点には結びつきませんでしたが、試みてやろうという意識は、1試合目よりは持てたと思います。試合をすればするほど出来るようになる手応えはありました。やっぱり経験を積むことによって、相手がどういうチームなのか、それに対してどういうふうに対応するか、そういうことがわかってきます。今回は短期間の活動でしたが、みんなが「やろう」と実行に移そうとするメンバーだったので、結果は悔しい結果ではありましたけど、先につながる大会になったと思います。


比江島慎

結果は満足できるものではないですけど、今の日本の現状はこれですし、みんな自分の出せる力は出せたと思います。自身としては、もっとできたなと思っています。でも後悔はありますが、この世界での戦いで良い経験はできました。この経験は自身にとっても、今後の日本にとっても、良い形でつながると思います。もっともっと世界レベルで試合が出来るように、さらに頑張っていきたいです。


男子日本代表は、昨年9~10月に中国で開催されたアジア選手権で4大会ぶりにベスト4入り(4位)を果たし、今回のオリンピック最終予選出場権を獲得。6か国で争われるベオグラード大会での優勝(五輪出場)を目指したが、グループリーグでラトビア、チェコに敗れ、予選敗退となった。


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NBA日本公式サイト『NBA Japan』編集スタッフ