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セルティックス、カイリー・アービングとゴードン・ヘイワードが会見

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ボストン・セルティックスに入団したカイリー・アービングとゴードン・ヘイワードが、9月1日(日本時間2日)にTDガーデンで入団会見に臨んだ。

まだチームメイトになって1日という両選手だが、すでに長年にわたる同僚かのような雰囲気を漂わせる。ともに誕生日が3月23日とあり、ヘイワードはチームメイトとなるのが“運命”だったと評した。

彼らの交流は、この日が初めてではなかった。ヘイワードが制限つきフリーエージェントだった2013年、アービングはクリーブランド・キャバリアーズにヘイワードを誘っているのだ。

ヘイワードは「僕が加わって一緒になったらすごく楽しいはずだとカイリーに言われたよ」と、当時も互いにチームメイトになることを望んだと明かしている。

「それからレブロン(ジェームズのキャバリアーズとの契約)があってご破算となった。でも、一周して今ここで一緒になったね」。

アメリカ代表で同じチームだった経験もあり、ヘイワードは「ずっと良い関係だった」と述べている。

「一緒に多くの時間を過ごしたわけじゃない。でも、これからそうして、彼から学ぶのが楽しみだ」。

キャバリアーズで6年を過ごし、ジェームズと一緒にプレイして、タイトルも獲得したアービングだが、この夏は優勝を狙えるチームで自分のポテンシャルを最大限に発揮できるような新しい街での新たな人生を始めようと移籍を望んだ。

アービングは「自分よりも大きな何かの一員になりたかったんだ」と明かしている。

「そして、ボストンから連絡があったときに僕は応じたのさ」。

25歳のアービングは「特別な人たちと一緒にこういう組織の一員になるチャンスがあり、そのためにできる限りのことをしてもらえれば、感謝しかないよ」と、全盛期を迎えるうえで成長するために、セルティックスは最適の環境だと語る。

「感謝しているし、コートで自分のポテンシャルを最大限に発揮するのが楽しみだ。僕はただこの素晴らしいコーチたちや、素晴らしい個々の選手たちと一緒にいたいだけさ。セルティックスはちょうど良いタイミングで来てくれた。そうなる運命だったんだ」。

ヘイワードも同じのようだ。バトラー大学で指導を受けたブラッド・スティーブンズ・ヘッドコーチとセルティックスで再会する27歳の彼は、ユタ・ジャズでの7シーズンを経て、セルティックス移籍を完全なる成長を遂げるチャンスとみている。

ヘイワードは「ここのファンとこの街で一緒になれて、本当にエキサイティングだよ。素晴らしい年になると思う。みんなで向上し、さらに良くなっていけるはずだ」と言う。

セルティックスはリーグで3番目に若いチームとなる。昨季から引き続き残るのは4選手だけだ。ベテランの新戦力たちにはプレッシャーとなる。だが、アービングとヘイワードは責任を負う準備ができているようだ。

アービングは「(自分とヘイワードに)このチームを成長させる大きな責任があることは分かっている」と語った。

「でも同時に、僕らはチームメートたちに力を与え、彼らを高めるんだ」と続け、ヘイワードに向かって「待ちきれないね」と語りかけた。

「一緒になったばかりなのに、すでにみんなが僕らのチームにこれだけプレッシャーをかけようとしているのは、ステップ1だからだ。それはトレーニングキャンプの初日に始まり、ずっと続くだろう。僕らはアイデンティティを形成していき、ボストンのエキサイティングな文化はここから成長していくばかりのはずだ」。

原文:Irving, Hayward Aim to Maximize Potential in Boston by Celtics.com(抄訳)​


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NBA日本公式サイト『NBA Japan』編集スタッフ