[インタビュー]アイザイア・トーマス「まだまだ成長できる」
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[インタビュー]アイザイア・トーマス「まだまだ成長できる」

「オールスターに出場できたら、周りの見る目も変わるだろうし、僕のキャリアを大きく変えると思う」

1月4日(日本時間5日)、ボストン・セルティックスのアイザイア・トーマスが中国のソーシャル・ネットワーキング・サービス『Weibo』のNBAアカウント上で行なわれた国際オールスターチャットに参加し、ファンから寄せられた様々な質問に答えた。


――NBAで最速の選手と思っている? どうやって今のスピードを身に着けた?

自分がリーグ最速とは思っていない。僕よりも速い選手はいるからね。ジョン・ウォール(ワシントン・ウィザーズ)もその1人だし、(フィラデルフィア)76ersでプレイしているイシュ・スミスという選手は、ボールを持った状態ならリーグで誰よりも速いかもしれない。僕は昔から小柄で、動きが速かった。それが今の自分を作ってくれたんだ。小柄な選手は、動きが速くないといけない。昔から、常にそう思っているよ。

――今季の目標は?

まずは可能な限り上の順位でプレイオフに進出すること。可能な限りベストなチームになること。毎試合でハードにプレイすることも目標だし、楽しくプレイするのも大事。個人的にはオールスターに選ばれれば最高だけれど、チームが成功して、試合に勝てば、個人としての成功もついてくる。

――NBAでプレイするようになったときの周囲の反応はどうだった?

たぶん、点を取るのが好きな小さい選手と思われただろうね。勝てるチームに来て、周りを生かす術を学んで、そういう評価を変えた。ポイントガードというポジションはNBAで最も大変な役割で、チームを円滑に操作する方法は、習得するのが何よりも大変なことの1つなんだ。毎試合で、自分が点を取るべきタイミング、チームメイトをプレイに参加させるべきタイミングを学んでいるところだよ。

――いつからバスケットボールをプレイしている?

両親からは、まだ小さいときからボールを持っていたと教えられたよ。初めてチームでプレイしたのは小学4年のときで、バスケットボールに夢中になった。それから毎日プレイしているね。

――何をモチベーションにしている?

今も周りが持っている僕への疑いの目かな。それが自分の技術を毎日継続して磨こうと思うモチベーションになる。まだまだ成長できると思っているからね。今の自分は、到達可能なベストに届いていない状態。このように考えて、練習を継続することが、自分の潜在能力の限界を引き出すモチベーションになる。

――毎日の練習で行なっているルーティーンは? どういうシュート練習をしている?

毎日の練習前に、いくつかのスポットからシュートを決める。5か所であったり、7か所であったりするけれど、バスケットボールの感覚を掴むためなんだ。チーム練習が終わった後でミッドレンジのシュート、3ポイントシュートの練習をしている。シーズン中は反復練習が大事で、よりハードに追い込むのではなく、よりスマートな練習をして、試合に出場する準備を整えないといけない。

――ケミストリーの構築が必要なチームにアドバイスするとしたら、何を伝える?

全員が同じ方向を向かないといけない。同じ目標、意識を持つこと。ただ、それらをNBAで実行するのは大変なんだ。皆が主役になりたがるし、誰よりも多く点を取って、注目されたいと思ってしまうからね。誰も自分が主役になろうとしていないチームが理想だね。最終的な目標は1つで、それを実現させるためには何でもやらないといけない。僕が今プレイしているチームは、努力を継続するチームで、自分が称賛されたいと思う選手は1人もいない。

――バスケットボール以外の趣味は?

家族と出かけることや、2人の息子の子育て。5歳と3歳の息子がいるんだ。ゲームもするし、最近は、これまでよりも映画を見ようと思っている。でも辛抱強くなくて、映画の最中に色々と質問してしまう。だから、家族とゲームをしているよ。


――身長(175cm)が成長を制限していると思う?

思わない。今までも身長を強みとして生かしてきた。よく、どうやるのかを聞かれるんだ。NBAでは、スペースとチャンスを生かすことが重要になる。僕には相手のディフェンダーを抜き去るのに必要な俊敏性が備わっている。俊敏さと身体の強さを使って空いたスペースにアタックして、リム周辺で点を決める。ディフェンスのときには、相手を疲れさそうと思ってやっているよ。

――あなたと同じ小柄な選手に送れる助言はある?

1つ目は、強いハートを持つこと。誰に何を言われたって、気にしていてはダメだ。2つ目は、心身共に強くなること。NBAでは相手の当たりに負けない強さを身に着けないといけない。試合中、何度かコートに倒れたこともあった。痛いけれど、立ち上がり続けて、戦い続けないといけない。周りよりも小柄なら、人より良い仕事をすることが大事なんだ。

――コービー(ブライアント)の現役引退についてどう思う?

辛かった。尊敬してきた選手だし、昔から僕のお気に入りの選手だから。僕の家族はカリフォルニア出身だから、レイカーファンになるよう洗脳されたようなもので、ずっと彼を尊敬している。その彼が引退すると聞いたときは辛かったよ。バスケットボールの世界で多くのことを成し遂げた選手だし、彼が引退する日がくるなんて考えたこともなかった。誰もが彼に敬意を払っている。間違いなく、僕の世代にとって最高の選手だよ。

――NBA史上最多優勝回数を誇るチームでプレイするのは、どういう気持ち?

歴史のあるチームのユニフォームを身に纏えることは最高だし、セルティックスのユニフォームを着てプレイすることで多くの責任を感じられるのも素晴らしいね。ファンは選手に偉大なプレイを期待するから、全力を出し尽くさないといけない。それに球団も優勝を求めている。優勝を目標にする気構えを持たないといけない。

――NBAでベストの経験は?

昨季プレイオフに進出したことかな。ドラフトで指名されてから一番の思い出だと思う。信じられない経験だった。これから引退するまで、毎シーズン経験したい。

――歴代選手の中で対戦したい選手をあげるとしたら、誰?

アレン・アイバーソン。彼と是非対戦したいね。お手本にした選手の1人さ。僕がNBAでプレイする前に引退してしまったから、対戦できなかった。

――オールスターゲーム出場が持つ意味は?

僕にとっては、この上ないこと。目標の1つだし、オールスターウィークエンドの一部になって、プレイすることを夢見ている。もし出場できたら、周りの見る目も変わるだろうし、僕のキャリアを大きく変えると思う。チームメイトの見方は変わらないだろうけれど、メディアやリーグの見方を考えれば、僕のキャリアにとって大きなことになると思う。チームが勝つことで、オールスターに選出されれば嬉しい。

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