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[インタビュー]ドワイト・ハワード「バスケットボールは自分にとっての聖域」

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1月4日(日本時間5日)、ヒューストン・ロケッツのドワイト・ハワードが中国のソーシャル・ネットワーキング・サービス『Weibo』のNBAアカウント上で行なわれた国際オールスターチャットに参加し、ファンから寄せられた様々な質問に答えた。


――昨季と今季のチームケミストリーの違いは?

それを作り上げないといけない。新しい要素や、新選手も加わったから、チームケミストリーを構築しないといけない。まだ序盤戦だけれど、必ずケミストリーは生まれると確信しているし、もっと試合にも勝てるようになる。

――ヤオ(ミン)が殿堂入り候補になったことについての意見は?

ヤオはバスケットボール界においてとても重要な存在だった。特に中国ではね。彼がNBAにもたらしたものが、多くのインターナショナルプレイヤーにNBAでもプレイできると信じる力を与えた。素晴らしい選手だったよ。身長229cmのセンターで、シュートも打てる。ポストでも大きな存在だった。彼が早くに引退しなければならなかったのは残念。(殿堂入りを)果たしてもらいたいね。

――オフェンスのスキル、特にセンターというポジションでのミッドレンジ・ゲームをどうやってレベルアップさせている?

毎日練習あるのみさ。それが上達する方法。より多くの回数をこなすんだ。シュートを何本も外してしまう日もあれば、決められる日もある。自分がやっていることを信頼することだね。僕たちは、自分たちの作品を完璧にするため、ジムでの練習に何時間も費やしている。常に完璧にはならないけれど、練習すれば近づくことはできる。

――リム周辺の支配するためにしていることは?

ブロックショット! それにリバウンド。とにかく対戦相手に恐怖を感じさせるんだ。でも、原則は楽しくプレイすること。特別な戦術なんてないよ。コートに出て、相手を支配することだけを考える。

――いろいろ雑音が聞こえてきても、これからも笑顔を絶やさずにね、私のスーパーマン!

ありがとう! 笑顔は絶やさないし、僕のままでい続ける。否定する意見や、好まない人もいるだろうけれど、僕のことを気にかけてくれる人のためにも、笑顔でい続ける。それが僕のプレイを向上させてくれる。

――バスケットボールをプレイしていないときは、何をしている?

家で『コール・オブ・デューティ』というゲームをしているよ。飼っている蛇と遊んだり、映画を観に行ったり、子供たちとリラックスするようにしている。あとは旅行かな。中国やアジアで多くの時間を過ごすよ。飛行機に乗るのも好きだしね。

――自分の子供にバスケットボールをプレイしてもらいたい?

そうなれば嬉しい。もしバスケットボールを選んでくれれば、どのポジションだって構わない。僕はセンターでプレイするまでポイントガードをやっていた。だから、子供たちには全部のポジションを経験させて、一番好きなポジションと恋に落ちてもらいたい。

――バスケットボールをプレイする理由は? 競技への愛情? 責任? 人生のため?

いくつか理由はある。まず、バスケットボールが僕に喜びを与えてくれる。それに、フロアに立つことが僕にとって最高のことだから。自分にとっての聖域でもある。そのほかの理由は、試合を観に来てくれる人を楽しませたい。皆、リラックスするために観戦しに来る。ファンの皆のためにも、楽しくプレイしたい。

――NBA 2K16ではどのチームを使っている?

ゲームはコール・オブ・デューティしかやらない。2Kシリーズは3年くらいプレイしていないね。コール・オブ・デューティしかやらないから、ほかのゲームのことは忘れてしまっているよ。

――蛇を何匹飼っている? お気に入りは?

9匹飼っているよ。お気に入りは最初に飼った蛇で、名前はジョージ。アミメニシキヘビという種類で、赤ちゃんの頃から飼っているんだ。今は体長243cmで、1歳。彼のことはキュリアス・ジョージと呼んでいるよ。初めて家に来たとき、容器から逃げて、僕の胸に乗ってきたんだ。僕の隣に来たかったんだろうね。きっと恐かったんだよ。

――昨季と比べて今季は開幕からスロースタートだった。どの部分で改善が必要だと思う?

昨季とは異なるポジションにいると考えている。昨シーズンは、誰も僕らを見ていなかった。それが今季は、僕たちを止めようとしている。今よりも良いチームプレイをしないといけないね。(サンアントニオ)スパーズのようなチームを見ればわかるけれど、彼らは長い間ずっと一丸となったプレイをしている。彼らのオフェンスは息がぴったり合っている。僕たちも、彼らのようになりたい。

――何故そんなにバスケットボールが上手いの?

神様が多くの才能を与えてくれた。でも、ハードワークの賜物だし、3歳からバスケットボールをプレイしている。ジムでも多くの時間を費やしている。それが上達する唯一の方法さ。時には上手くいかない日もある。トップレベルに到達するには、ハードワークがすべてだよ。

――現在のリーグでベストプレイヤーと思う選手は?

今NBAでベストなバスケットボールをプレイしているのは、ステフ・カリーだね。

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NBA日本公式サイト『NBA Japan』編集スタッフ