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ボリス・ディーアウ「自分たちがすべきことに集中している」

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サンアントニオ・スパーズのボリス・ディーアウが、1月8日(日本時間9日)に遠征先のニューヨークでメディアの質問に答えた。


――現在NBAではフランス出身選手が10名いる。どうやって連絡を取り合っている?

2日続けての日程でなければ、対戦する前の日に夕食か昼食を一緒に食べることが多いね。フランス出身の選手がいれば、できるだけ会うようにしている。

――あなたは今季100人を超えるインターナショナルプレイヤーの1人だ。あなたが現役である今、インターナショナルプレイヤーがNBAに与えた影響は?

どうだろうね。調査すべきことかもしれないけれど、あまり影響はないと思う。いや、少しはあるかな。

NBAにヨーロッパの選手を連れて来る理由は、そのメンタリティの違いにあると思う。たいていの場合、ヨーロッパの選手はプロレベルでチームプレイヤーとして機能する方法を心得ている。ところがアメリカの大学選手、あるいはドラフトで指名されるような選手を見ると、いつだって学校のベストプレイヤーだ。モックドラフトで、「シラキュース大のシックスマンを指名すべきだ。素晴らしいチームプレイヤーだぞ」なんていう意見は、一度も聞いたことがない。実際にNBAに入ったばかりのときは、チームのベストプレイヤーにはなれない。まずはチームプレイヤーとしてプレイしなければいけないのに、これまで一度もそういう役割をこなしたことがないから、どうすれば良いかを知らない選手がいる。

大学時代、おそらく高校時代からチームのベストプレイヤーだったのだろうからね。周りがスクリーンを張ってくれて、オープンな状態でシュートを打たせてもらえた選手たちだ。これまでに一度も経験していないから、スクリーンをセットする方法を知らない選手もたまにいるよ。ドラフトで指名されるヨーロッパの選手は、すでにプロとして活躍していて、チームプレイヤーになる方法を理解している。チーム内で必要とされる選手になる方法を知っているんだ。

――記録的なスタートダッシュに成功したゴールデンステイト・ウォリアーズだが、スパーズも開幕から素晴らしいスタートを切って王者に近い順位につけている。それでも、あまり注目されていないと感じる?

気にしていない。自分たちがすべきことに集中しているからね。戦績についてはあまり考えすぎないようにしているけれど、僕らがプレイオフ進出から遠い位置にいるとは思っていない。今はやるべきことに集中しているよ。

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NBA日本公式サイト『NBA Japan』編集スタッフ