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シックスマン賞を逃したI・トーマス 「数字は嘘をつかない」

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現地20日に発表された2014-15シーズン KIA NBAシックスマン賞で、トロント・ラプターズのルー・ウィリアムズに敗れる形となったボストン・セルティックスのアイザイア・トーマス。その彼が、「数字は嘘をつかない」と語ったと、同日、『スポーティング・ニューズ』が報じている。

トーマスは今季、1試合平均16.3得点とウィリアムズ(同15.5得点)を上回り、ベンチプレーヤーとしてリーグ最高の数字を残した。だが、シックスマン賞では324ポイントと、ウィリアムズの502ポイントに及ばず、次点に終わっている。

トーマスは『ESPN』の取材に対し、「(投票は)自分でコントロールできることじゃない」と、悔しさをうかがわせた。

「ルー・ウィルを祝福するよ。あまり言うことはない。僕に言えるのは、数字は嘘をつかないということだ。でも、彼を祝福するよ。彼は受賞に値する」。

議論の的となったのは、トーマスがセルティックスでもっと長くプレーしていたら、シックスマン賞を受賞できたかという点だ。フェニックス・サンズからセルティックスに移籍して以降、トーマスは21試合で1試合平均26分間出場し、19得点、5.4アシストを記録している。

チームメイトのエバン・ターナーは、「(トーマスは)完全に受賞にふさわしい。僕らのために彼は素晴らしいプレーをした」と同僚を慰めた。

「彼はシーズンを通じて素晴らしかった。もちろん、彼がシーズンの最初からいて、僕らがもっと上(の順位)で終えられていれば、彼は受賞していたんじゃないかな」。

ただし、ターナーはトーマスとウィリアムズの双方が受賞にふさわしく、選出は難しいともつけ加えている。いずれにしても、セルティックスにおけるトーマスの価値を証明するのに、トロフィーは不要だ。トーマスはクリーブランド・キャバリアーズとのプレーオフ1回戦第1戦でも、22得点、10アシスト、5リバウンドを記録している。

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