僅かここ数シーズンの間で、ハッサン・ホワイトサイドは控え選手から球団を代表する選手へと成長した。
マイアミ・ヒートで与えられた機会に感謝していると話すホワイトサイドだが、今オフに手にするフリーエージェントの権利を最大限に活用することを優先している。
6月26日(日本時間27日)、メディアの取材に応じたホワイトサイドは、今オフはヒートに対しても条件を譲ることはしないと答えた。
「(今オフは)チームに対しての気持ちが大事なのではなくて、自分にとって最高の条件が重要になると思っている」。
2010年のドラフトでサクラメント・キングスから指名されたホワイトサイドは、Dリーグを経てヒートに移籍し、ここ2シーズン在籍した。現時点で移籍すると明言したわけではないが、ヒートと再契約すると保証しているわけでもない。
ホワイトサイドは、「どうなるか見てみないとね。ヒートを(契約先に)含めていないわけではないし、他チームのことばかり考えているわけでもなくて……つまりオープンな状態ということ」と、語っている。
ヒート球団社長のパット・ライリーは、ホワイトサイドとの再契約が最優先事項と明言。ホワイトサイドは、「たしか2週間前くらいだったかな、パット・ライリーと話をした。直接会って話をして、良い話し合いだった。どうなるかは、これからだね」と、話した。
昨シーズンは得点(14.2)、リバウンド(11.8)、ブロック(3.7)で自己最高の成績を残したホワイトサイドについては、ロサンゼルス・レイカーズ、ダラス・マーベリックスらが関心を持つと見られている。
だが、最終的には、本人は最もフィットするチームと契約したい意向のようだ。
原文:Hassan Whiteside says loyalty won't drive free-agent decision by Steven J. Gaither/Sporting News