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史上初、ドレイモンド・グリーンが得点を含まないトリプルダブル! ウォリアーズがグリズリーズに勝利

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2月10日(日本時間11日)にフェデックス・フォーラムで行なわれたゴールデンステイト・ウォリアーズ対メンフィス・グリズリーズの一戦は、ドレイモンド・グリーンが4得点、12リバウンド、10アシスト、自己最多の10スティール、5ブロックと歴史的なトリプルダブルを記録し、ウォリアーズが122-107で勝利した。

クレイ・トンプソンが第1クォーターから3ポイントショットを6本中4本成功させて14得点を記録したウォリアーズは、前半だけで62-49と13点リード。第3Qには、前半6得点だったケビン・デュラントが12得点をあげる活躍を見せ、98-77とリードを21点に広げて第4Qを迎える。

1月6日のグリズリーズ戦では、後半に24点差をつけながら追いつかれ、オーバータイムの末に逆転負けしたが、この日は第4Qに一時26点差をつけて逃げ切り。今季すでに2連敗していたグリズリーズに雪辱を果たした。

『Elias Sports Bureau』によると、リバウンド、アシスト、スティールの3部門でのトリプルダブルは、1986年のアルビン・ロバートソン以来、NBAで2度目。だが、ロバートソンは20得点も記録していたため4部門で二桁をマークするクアドラプルダブルだった。得点を含めずにリバウンド、アシスト、スティールでトリプルダブルを達成したのは、グリーンが初となる。

また、10スティール、5ブロックも、それぞれが公式統計データに組み込まれるようになった1973-74シーズン以来、初めてのこと。なお、10スティールはウォリアーズの球団記録。NBA全体では、2009年1月のブランドン・ロイ以来の記録となる。

スティーブ・カー・ヘッドコーチは「ドレイモンドが試合を支配した。4得点の選手があれほど支配的なパフォーマンスをするなんて見たことがない」と、グリーンを絶賛。カリーも「ああいうトリプルダブルはすごくクレイジーだね」と賛辞を寄せた。

グリーン本人は「クレイのショットが決まっていたから、アシストを積み重ねているとは思っていた」と振り返っている。

「でも、リバウンドとスティールについては、どれくらいの数字なのか本当に分かっていなかった」。

ウォリアーズ(45勝8敗)は、フィールドゴール成功率51%、3Pは33本中15本成功で成功率45.5%を記録。トンプソンが36得点、デュラントが24得点、アンドレ・イグダーラが22得点、ステフィン・カリーが18得点をマークしている。

一方、19ターンオーバー、フィールドゴール成功率39%に終わったグリズリーズ(33勝23敗)は、マイク・コンリーが20得点、マルク・ガソルとザック・ランドルフが各17得点を記録した。

ガソルは「彼らがショットを決めるときは、窮地に立たされるんだ」と脱帽している。

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NBA日本公式サイト『NBA Japan』編集スタッフ