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M・バーンズ「グリズリーズ全体に献身的な考えが浸透している」

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7月28日(日本時間29日)、メンフィス・グリズリーズが、先月シャーロット・ホーネッツとのトレードで獲得したマット・バーンズ(フォワード)の入団会見を行なったと、AP通信が伝えた。

35歳のバーンズは、先月に成立したトレードにより、ランス・スティーブンソン(ガード)と交換で、スペンサー・ホーズ(センター)と共にロサンゼルス・クリッパーズからホーネッツに移籍。その後、グリズリーズがルーク・リドナー(ガード)と交換で、ホーネッツからバーンズを獲得していた。

バーンズは会見で、「球団だけではなく、街全体に、僕の理想であるグラインドメンタリティー(献身的な考え方)が浸透している。これまでラン&ガンや、ダンク、3ポイントシュートを多用するチームでプレーしてきた。でも、所属選手の全員が自分と同じように考えるチームは初めて。選手の立場から言わせてもらうなら、とても興奮している」と語った。

バーンズは、2002年のドラフト2巡目46位でグリズリーズから指名されたが、ドラフト当日にクリーブランド・キャバリアーズにトレードされ、開幕前に解雇。2004年1月にクリッパーズと10日間契約を結んでNBAデビューを果たした。その後、サクラメント・キングス、フィラデルフィア・76ers、ニューヨーク・ニックス、ゴールデンステイト・ウォリアーズ、フェニックス・サンズ、オーランド・マジック、ロサンゼルス・レイカーズ、クリッパーズと渡り歩いた。

今回の移籍について、双子の息子たちからは、こんなことを言われたという。

「息子たちには、『もうパパは、デアンドレ(ジョーダン)、クリス(ポール)、ブレイク(グリフィン)のことが好きではないの?』と聞かれた。だから『そうじゃない。彼らは今もパパの友達だよ。でも、プレーするときは敵なんだ』と教えたよ。僕は競技者だ。対戦チームにも友人がいるけれど、試合中の48分間は、チームメイトだけが自分の友人だ」。

バーンズは、昨季クリッパーズで自己最長の1試合平均29.9分出場し、10.1得点、4.0リバウンド、1.5アシストを記録した。

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